てんかんとは、失神やけいれん、体のぴくつきなどの
症状を主とする、脳の疾患です。

病気や脳の損傷など、様々な原因によって、脳内に流れる微量の
電気信号が乱れ、発作を繰り返します。

 

人間の脳には、微量の電気信号が流れ、
それによって全身をコントロールしています。


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その電気信号が乱れることで、大脳ニューロンの活動が過剰になり、
発作が起こると考えられています。
てんかんの発症率は、人口の0.5~1%といわれており、
約100人に1人が発症している計算になります。

3歳以下の子供の発症が多く、次に18歳まで、
特に思春期ころの発症が多いといわれています。
また、最近では高齢化に伴い、脳血管障害を起こした
高齢者にも発症が多いといわれています。
てんかんには、病気や脳の損傷など、はっきりとした原因がわかる
「症候性」と呼ばれるもの、原因ははっきりしないが、
病気や脳の損傷が疑われる「潜因性」と呼ばれるもの、

原因不明で、生まれつきの脳の体質によるものと考えられる
「特発性」と呼ばれるものがあります。

 

てんかんのほとんどは、原因不明の特発性のものであるといわれています。
てんかんの遺伝についてですが、ある特定のてんかんを除き、
多くは遺伝しないといわれています。

 

ただし、「てんかん発作の起こりやすさ」は遺伝することがあります。

しかし、その場合はほとんど良性のてんかんであり、治癒しやすいものです。

 

また、てんかん発作の起こりやすさが遺伝したとしても、
それだけで必ずてんかんを発症するということはなく、

てんかん発作を引き起こす何らかの別の要因があってはじめて、
てんかんを発症すると考えられています。


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特発性のてんかん以外のもの、頭部外傷や周産期のトラブルなど、
脳の損傷によって起こるてんかんは遺伝しません。
てんかん患者の子供がてんかんを発症する確率は、4~6%であるといわれ、
それは一般の人の2~3倍になるといわれています。

てんかんになりやすい体質を受け継いだ可能性のある
4~6%の子供の発作のタイプは、以下の通りです。

参照:木村拓哉の子供はダウン症障害や自閉症ではない?

参照:山口達也はアスペルガー症候群ではなかった?

参照:イチローはアスペルガー症候群ではない?

参照:島崎遥香はアスペルガー?

参照:アスペルガー公表した有名人

 

【てんかん発作のタイプ】

 

★原因の有無

・特発性(原因不明)のもの…11%
・症候性(病気や脳の損傷がある)のもの…3.2%

★発作型

・全般発作…9.2%
・部分発作1.8~5.9%
※てんかんの種類によって、てんかん患者の子供が
てんかんを発症する確率は変わります。

以上のような結果が報告されていますが、実際に親子あるいは
祖父母も含めた3代にわたり、てんかんを発症している家系は極めて少なく、
遺伝する確率は低いといえます。

 

つまり、大部分のてんかんは原則、遺伝病ではないのです。
遺伝性のてんかんは、全てんかんのうちわずか5%であり、
遺伝性のてんかんは治りやすいといわれていますので、
過度に心配する必要はないでしょう。

 

例外として、「良性新生児家族性けいれん」のような、
遺伝性のてんかんもありますが、これは発症した約4割の
子供は生後3日目前後に初めての発作が起こり、

そのうち約7割が生後6週間以内に発作がおさまるといわれている、
予後のよいてんかん発作です。
健康な両親からも、てんかんを抱える子供は生まれています。

遺伝するしないにかかわらず、誰にでも、てんかんを発症する
可能性は十分にあるのです。


 

現に、高齢者になってから脳血管障害ではじめて
てんかん発作を発症している人も、たくさんいます。

参照:自閉症の大人の特徴と原因と症状

参照:自閉症大人の付き合い方と接し方

参照:自閉症芸能人まとめ
また、父親からてんかんが遺伝するという報告は、特にありません。

ただし、父親が高齢になると、生まれてくる子供の遺伝子異常の
確率が高くなることが報告されています。

 

その影響を受けることは、完全には否定できません。

どうしても遺伝が気になるのであれば、「遺伝カウンセリング」
行っている病院もあります。そこでは、専門家がきちんと話を聞き、
説明をしてくれますので、一度相談に行ってみましょう。