てんかんとは、病気や脳の損傷により、脳内に流れる微量な電気信号が乱れ、
失神やけいれんなどの発作を起こす、慢性の脳の疾患です。

小児てんかんとは、医学的には
「中学生までに発症した、18歳までのてんかん」のことをいいます。

 

てんかんには、病気や脳の損傷など、明らかな原因があるもの
(症候性てんかん)、明らかではないが何らかの病気や
脳の損傷などが考えられるもの(潜因性てんかん)
原因不明で、脳の体質と考えられるもの(特発性てんかん)があります。

 


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小児てんかんの場合、特発性てんかんであることが多いといわれています。

特発性のてんかんで、小児期に発症するものの場合、
脳の機能が未熟なためにてんかん発作が起こると考えらえています。

 

そのため、脳の発達に伴い、脳機能が成熟すると自然に治ることも多いです。

小児のてんかんは、比較的治る可能性が高く、
特別な治療がいらない場合もあります。

 

しかし、多くは適切な診断を受け、抗てんかん薬の服用など、
適切な治療を受ける必要があります。

治療を受けることで、発作を起こさず生活できるようになります。

 

また、発作を起こさないようにすることで、てんかん発作が
もう起こらない状態に持ち込む(寛解)ことも可能です。

人間の脳には、微量な電気信号が流れ、
それによって体をコントロールしています。

 

てんかん発作は、脳の中に異常な電気信号が流れる回路ができることで、
発作が起きるといわれています。

その回路は、電気信号が流れれば流れるほど太くなり、
より異常な電気信号が流れやすくなります。

 

しかし、電気信号が流れなければ、その回路は細くなり、
やがて消えてしまいます。

薬で発作を減らしたり、なくしたりすることで、その異常な電気信号が
流れる回路を消してしまうことができ、てんかんが寛解すると考えられています。

 

薬で発作が抑えられない場合で、発作の焦点が特定されている場合、
外科手術の対象となります。

一口に小児てんかんと言っても、いくつかの種類があります。

 

それによって、治りやすさも変わってきます。

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【小児てんかんの種類と治りやすさ】

 

★治療で発作がなくなるタイプ

 

・中心側頭部に発作の焦点がある良性小児てんかん(良性ローランドてんかん)


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適切な治療を受けていれば、通常、成人になるまでには完全に治るといわれています。

・小児欠神てんかん

適切な治療を受けていれば、ほとんどが成人するまでに治るといわれています。
また、全身けいれんを伴わない場合は、より治りがよいといわれています。

★治療で完全に発作が抑えられるタイプ

・若年ミオクロニーてんかん

適切に抗てんかん薬の服用を続けることで、発作が抑えられます。

★治療しても発作が抑えにくいタイプ

・ウエスト症候群(点頭てんかん)、レノックス・ガストー症候群

これらは治りにくい(難治性)てんかんです。
しかし、新しい抗てんかん薬で、効果的な治療ができるようになってきています。

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★治療が極めて困難なタイプ

・乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)

小児てんかんの中でも、特に抗てんかん薬が効きにくく、
治療困難と言われていました。

しかし、新しい抗てんかん薬で、治療の可能性が広がっています。
以上はごく一例ですが、小児てんかんのなかでも、治りやすさ・
治りにくさには大きな差があることがお分かりいただけると思います。

 

基本的には、どのタイプであっても、抗てんかん薬を服用し、発作を抑えます。

一般的に、2~3年以上まったく発作がなく、脳波検査においても
2年以上、異常が見られない場合、様子を見ながら、
少しずつ抗てんかん薬の服用量を減らしていきます。

 

最終的に、薬を飲まなくても発作が起こらず、脳波にも異常が
見られなければ、「寛解」といわれ、治ったものとみなされます。