てんかんとは、病気や脳の損傷、生まれつきの脳の
体質によって、脳の中で電気の嵐が起こることにより、
失神やけいれんといった発作が起きる脳の病気です。

 

脳の中には、微量の電気が流れており、電気信号によって
手足を動かしたり、内臓を活動させたりすることができます。

その電気信号が乱れ、大脳ニューロンが過剰に活動してしまい、
発作を繰り返すのがてんかん発作です。

 


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てんかんと一口に言っても、様々なタイプがあります。

 

【てんかんの種類】

 

★全般発作…脳の全体が電気の嵐に巻き込まれる発作

 

・強直間代発作…大発作とも呼ばれます。


意識がなくなり、全身の硬直とけいれんが起こります。

体中が一斉に固くなりつっぱり、体全体がガクガクとけいれんする発作です。

・強直発作…体中が一斉に固くなる発作です。

 

・間代発作…リズミカルに体がガクガク大きくけいれんします。

 

・点頭発作…全身が強く緊張し、頭が前へカクンと落ち、うなずく(点頭)
ように見え、それとともに両手を万歳するように突き上げ、
両足を引っ込めるように曲げます。


乳児の重症のてんかんです。

・脱力発作…全身から力が抜け、崩れ落ちるように転倒します。


単に転んだだけだと間違われやすい発作です。

・単純欠神発作…数秒から数十秒、意識が途絶えます。


突然会話が途切れたり、行っていた動作が止まったりします。

意識はすぐに回復し、何事もなかったかのように会話の続きが始まったり、
行っていた動作の続きを行います。子供に多い発作です。

・ミオクロニー発作…意識が保たれたまま、一瞬体がビクンと震える発作です。
短時間に何度も繰り返すこともあります。」

 

★部分発作…脳の一部が電気の嵐に巻き込まれる発作

 

・単純部分発作…意識がはっきりしている発作です。


運動の症状・感覚の症状・自律神経の症状・精神症状などがあります。


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・複雑部分発作…最初から意識を失うものと、単純部分発作にはじまり、
そののち意識を失うものの2つのパターンがあります。


意識がない間に、口をむにゃむにゃと動かしたり、手で衣服をまさぐったり、
歩き回ったり、一見目的のある行動をすることがあります。これを「自動症」といいます。

・二次全般化発作…部分発作から全般発作へ移行した発作です。
以上が、主なてんかん発作の症状です。


これらのうち、部分発作に「前兆」と呼ばれる症状が多くみられます。

「前兆」と呼ばれてはいますが、これも発作の一種です。

意識障害がなく、外見からは発作が起こっていることがわかりませんが、
本人が「発作が起きている」ことが自覚できるタイプの発作です。

単純部分発作では、意識が保たれるため、発作のことを覚えています。

また、複雑部分発作でも、単純部分発作に始まり意識を失うタイプの発作では、
単純部分発作の間のことを覚えています。それを「前兆」としてとらえているのです。
前兆には、さまざまな種類があります。

症状は、単純部分発作が起こる脳の部位によって、異なります。

 

【前兆の種類】

・身体感覚の症状

手足がピリピリしたり、感覚がなくなったり感覚が鈍くなることがあります。

また、神経に電気が走るような感覚があったり、手足がうごかせなくなる、
力が入りにくくなることもあります。

手足が冷たく感じたり、逆に熱く感じることもあります。

・視覚の症状


現実には何もないのに、何か光るものが見えたり、見えないはずのものが見えたり、
点や星形、線や円形などの、いろいろな形が見えることがあります。

それらは白黒の模様であったり、色がついていたり、虹色であったりします。

・聴覚の症状


ブンブン・カンカンといった、機械音のような単純な音が聞こえることがあります。
また、人の声が聞こえるなど、複雑な音が聞こえることもあります。

・嗅覚の症状


実際には匂いはしないのに、焦げ臭いにおいを感じたり、
硫黄のようなにおいを感じることがあります。

・味覚の症状


何も食べていないのに、苦い、甘い、酸っぱいなどの味覚を感じることがあります。

・めまいなどの身体動揺感


体がふわふわして、地に足がついていないような感覚があったり、
めまいを感じたりします。

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・自律神経系の症状


胃や腸がゴロゴロしたり、胃や腸に不快感があったりします。

内蔵の感覚の異常があることもあります。頭痛や不安感、恐怖感、
ドキドキする、脈が速くなる、イライラするといった症状が出ることもあります。


これらの症状が、発作直前に現れた場合に「前兆」と呼びます。

数日前や数時間前、1時間前などにおこるものは「前駆症状」と呼ばれ、
「前兆」とは区別されます。