アスペルガー症候群は生まれつき持っている
ものですので、

薬などの治療行為で完全に
治癒できるものではありません。


 

性格やその子の興味関心を持っているもの、生活環境
など様々な要因で、その治療方法も変わってきます。


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治療といっても、一般的なものが療育といわれ、学校や社会で
集団行動が上手にできるようになるための技術を身につけていく、
そのための経験を積んでいってもらうことを言います。


 
アスペルガー症候群の子は、集団生活で身につけなければ
いけない礼儀や言葉づかい、状況を理解して行動する力に
欠ける特徴があります。

この経験を積むことなく大人になってしまうと生きづらい
毎日となってしまうので、

学校に通っているうちに、
礼儀に関するいろはは身につけておく必要があります。


 

生きづらさを少しでも軽減させるためにも療育が必要で、
理屈で教えるよりも経験を積ませていくことが求められます。

アスペルガー症候群の子は、場の空気を読みながら行動
することが苦手ですが、知的能力が低いわけではありません
ので、その場その場で説明をしてあげることで理解します。


 

無理に押し付けようとするのではなく、時間はかかりますが
今すべき行動、間違っていた行動、相手がどう感じたかを
説明してあげることで、間違いなく経験値として
積み重なっていきます。


 

療育は根気が必要です。


 

学校と家庭が連携して、できること、できないことを共有し、
先生と同じことを指導していくことが大切です。

 
自宅でご家族だけが抱えることは避けましょう。

 

ストレスや責任追及をしてしまい家族も疲弊していまいます。


地域には療育センターや福祉センター、発達障害専門施設、
個人で開業している専門クリニックも存在しています。

 

地域と連携を取っていくことで、療育の効果が2乗、
3乗にも膨らんでいきます。

ご家族で抱えるのではなく、地域の療育センターも積極的に
活用していきましょう。

 

アスペルガーの子はできること、苦手なことがはっきりとしている
ケースが多いので、リスト化して協力してもらっている担当の方と
共有しましょう。

本人に聞いても、言葉をすべて理解できている子は少なく、○や×など
の単純な視覚情報でコミュニケーションをとることが可能です。


 

効果的なコミュニケーションを図っていきましょう。

 
さて、療育で改善をしていっても、二次症状がヒドイ時には
一時的に薬で和らげることができます。

 

ここで気をつけていただきたいのは、アスペルガーは薬で
完治させることはできないということです。


治すための薬は存在しておらず、症状を落ち着かせるための、
言わば一時避難のようなものです。


 

療育としっかりすみ分けて効果的に活用しましょう。


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沈静のために処方される薬には、以下のものがあります。
睡眠導入薬

 

抗てんかん薬 ~ てんかん発作を抑えます

非定型抗精神病薬 ~ 感覚過敏、
パニック発作の時に服用します。心が安定してきます。




中枢神経刺激薬 ~ 多動の症状が見られる方に服用されます。


 

上記のような薬は、常時使うことは避けましょう。


日常的には療育に専念して、経験値の上積みで生まれる
日常生活への理解に注力します。薬は環境が変わる時、

 

イベントで大勢の人がいる所にいく、旅行での移動中、
学校での新生活が始まる時など、日常生活の環境が
大きく変わる時に念のため服用している程度で十分です。

 

薬には必ずと言っていいほど副作用が存在していますし、
頻繁に服用すると本人も家族も不安が助長されてしまい、



薬がないと不安、薬を飲んでいない時にはどうなっている
のか想像ができないなどから、必要以上に薬漬けにして
しまう可能性もあります。


 
前にも記述しましたが、アスペルガーに効く薬は存在しません。

薬はあくまでも予防のため、念のために
服用する程度に抑えておきましょう。

 

1回の複葉で12時間の効果がある効果の強いものもあります。

 

当然、薬を服用する際の副作用、併用してはいけない
ケースなどは専門の医者に相談し、家族が正しい
服用方法を理解し遵守することが前提です。