自閉症とは、生まれつき脳の機能が健常者とは
異なっていることによって発生する障害である、
と言われています。

 

現在、脳の機能に異常があることは何となく
わかってきたところではありますが、
それ以上の原因について、
まだほとんど解明されていないのが実情です。

 


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しかし、生まれつき脳の機能に異常があるということは、
受精から出生までの間に、何らかの異変が起こって
いることが考えられます。

それは、遺伝子によるものなのか、それとも、
環境によるものなのか、そのあたりもまだ、研究が
すすめられている段階であり、詳しいことはわかっていません。

しかし、自閉症のリスクが高くなる要因として、
いくつか可能性のあるものが取り上げられています。

以下にまとめてみました。

 

①活性酸素が影響している説

 

妊娠中に、赤ちゃんが多くの活性酸素にさらされることにより、
脳の神経が破壊されてしまい、自閉症のリスクを負う、という考え方です。

自閉症の脳には、障害の領域が点在しており、
胎児の時期、特に脳が作られ始める時期に、
既に障害が発生しているという研究もあります。

 

②喫煙が胎児に影響する説


喫煙者を親に持つ子供の自閉症のリスクは、
非喫煙者を親に持つ子供の1.4倍以上になるとも言われています。

 

③飲酒による影響説

 

母親がお酒を飲むと、体内で活性酸素が大量に発生し、
それが胎児に影響するという考え方です。

 

④母親の食事のバランスの問題説

 

妊娠中の母親の、食事の栄養バランスが偏っていることが
原因ではないか、という考え方です。

自閉症児の中には、ビタミンやミネラルが不足している子がいる、
との報告もあります。

 

⑤妊娠する時期によるという説

 

イギリスの研究では、夏に妊娠すると、秋に妊娠した場合に
比べて自閉症のリスクが2倍になる、という報告もあります。


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⑥感染症説

 

妊娠中、母親がある種の感染症にかかることにより、
自閉症を発症させるという考え方もあります。

また、治療のために使った医薬品などが影響しているのではないか、
という可能性も指摘されています。


以上、6つの説を取り上げましたが、他にも妊娠中の
ストレスが原因であるとか、食品添加物が影響しているとか、
母親の肥満が原因であるとか、農薬などの化学物質が
悪さをしている、といった説があります。


これらはあくまで可能性の話であり、
まだ医学的に証明されてはいません。

ですから、これをすれば確実に予防できる!
という方法はありませんが、妊娠中に
気を付けるべきことを書いておきましょう。

 

・葉酸を不足させない
・鉄分をしっかり取る
・タバコやアルコールを控える
・ストレスをできるだけ減らす


・バランスの良い食事を摂る
・ビタミンやミネラルをバランスよく取る
・薬の服用に気を付ける
・感染症に気を付ける


 
特に、葉酸はDNAの合成に必要であると言われ、
葉酸が足りないと、どんどん細胞分裂をして
成長していく胎児に影響が出ると言われています。

また、赤ちゃんは体内で葉酸を活性化できないので、
赤ちゃん自身の葉酸が不足しがちになります。

 

そのため、母親が意識して、葉酸を摂取する必要があります。

摂取するのは、妊娠の1か月以上前から、
妊娠3か月までの間です。

 
そのころに、胎児の神経系が作られます。

葉酸は、神経系の異常を予防すると言われています。

 

ですので、特にその頃には葉酸を始め、
栄養のバランスのとれた食事をすることが大切です。

食事で摂取しきれない分は、サプリ等で補いましょう。

 

ただし、サプリによっては胎児に悪影響がでる成分が
使用されている場合もありますので、よく注意して使用しましょう。

また、鉄も、胎児の早期の神経発達に必要な成分です。
鉄分不足には充分気をつけましょう。

 
これらのことは、自閉症の予防に限らず、胎児の育つ
環境を整えるという意味で、とても重要なことです。

 
気を付けることは沢山ありますが、気にしすぎると
かえってストレスとなってしまいます。

できる範囲で、母親自身が肉体的にも精神的にも
健康に過ごすことを考えましょう。