アスペルガーに関わらず、友達作りを苦手と
している方が多いように感じています。

 

私の十数年にわたる専門学校職員経験でしか
ないので、非常に狭い見識かもしれませんが、
友達つくりはこちらから仕掛けていかにと退学に繋がります。


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学校経営にとっても、折角選んでもらった学校でも
ありますので楽しんで欲しいという教員側からも、
この友達作りは毎年大きな課題でした。

入学後3ヶ月以内に退学した人数を見てみると、
当初約300名の入学者のうち、平均26名が
退学していました。


 

5月病と言って当初は課題との認識も薄かった時代です。


 

経営側からもここの数値に疑問がでてきてから、
入学前のオリエンテーションや前教員も参加する
球技大会など学校側の仕掛けで、平均26名が
仕掛けを始めて5年間の平均で18名まで減りました。

 

新しい環境に溶け込むことを苦手としている子は
世代に関わらず多くいるのだと思っています。



 
アスペルガーの子は、輪をかけて、この新しい環境への
参加を苦手としているように見えますが、一度に距離を

 

つめることは誰もできることではないので、時間がかかる、
自分から詰め寄るのが苦手など個性や性格として程度に
考えても差し障りないかもしれません。


 

友達作りが苦手だから、自分の子は・・・

なんて思い込みは
一切必要ないことと思います。誰もがそうです。


 
アスペルガー症候群の子に限ったことではありませんが、
友達を作る上で大切なのは「親切にしてあげること」
ではないかと思います。

 

一方的に親切にし続けろという意味ではなく、とっかかり、
きっかけ作りとして「親切」がキーワードになることが多いものです。

前での専門学校で友達作りのきっかけで一番効果的
だったのが、教えあうことでした。

 

勉強ができる子が教えるのではなく、自分の出身地の
ことを教えてあげるのです。

そんなグループワークをきっかけに、教えてあげたい、
知って欲しいという気持ちと、知らない場所のことを
知りたいという姿勢、その根底にはこの人の事をしりたいし、
自分のことも知って欲しいというニーズがありました。


 

気をつけなければいけないことは、アスエルガーの子には
自分の事を話始めると夢中になり、まるでとりつかれてしまった
かのように、自分のことを延々と話しをしてしまいがちです。


 

どなたかがファシリテーターとなって、話のリズムやテンポ、
相手への質問タイムなどを演出してあげる必要があります。


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さりげなく教員や友達の親に、そんな個性があるので、
と伝えておくとスムーズかと思います。


 
また、空気を読んだ行動が苦手なので、誰かが話しを
している時でも無遠慮なタイミングで質問したり、話に
参加してしまうこともよくあります。

 

質問タイムがあることを最初に伝えておくと良いのですが、
友達同士だと、そううまくもいかずに面倒な奴、話を遮るので
話したくないなど悪い感情にいってしまいがちです。


会話はキャッチボールで成立するので、何度も話の腰を
折られると億劫になることも致し方ないのですが、普段の
会話でトレーニングができるようです。

 

親も常に聞く側に回って、うんうんと聞くだけではなく、

親の話を聞くこと、話の聞き方なども家族で習慣に
することも大切です。


 

親との会話が長い子は、学生でも学習環境に対応
できていました。

親との3者面談すれば一目瞭然です。


 

親が子供の言うことを遮って一方的に話をするのです。

自分の子供に愛情を持つことは当たり前のことですが、
会話が成立するように身をもって体験させることが大切です。

 

そんな経験の積み重ねで、アスペルガー症候群で
あっても学校生活に対応できるのです。

 
隠すのではなく、こんな個性です、
よろしくお願いしますと伝えて下さい。

教員も自分の指導方法に試行錯誤しているのです。

 

そんな一言が指導に自信が出て、学校生活を通じて社会性を
身につけることも、友達を作ることもできるようになるのです。

 

数多くの友好関係を築いていくことは苦手かもしれませんが、
この時期にこの子と一緒でよかったと思える友人には
必ず出会えるものです。


 

きっかけを自分で作れるか?誰かの手助けが必要か?
の違いだけですので、先生や友達の親などにも
お声かえしておきましょう。