自閉症スペクトラム障害を持って生まれた子供は、
赤ちゃんの頃から特徴的な行動をすると言われています。


自閉症スペクトラム障害が重度であるほど、
その特徴も顕著であると言われています。

 

では、自閉症スペクトラム障害の赤ちゃんの特徴には、
どういったものがあるのでしょうか。


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【自閉症スペクトラム障害の赤ちゃんに見られる特徴】


 

・人見知りが全くない、あるいは人見知りがひどい
・一人でも平気、母親べったりで父親にもなつかない
・抱っこしてほしい、遊んでほしいなどと要求して泣くことがない


・名前を呼んでもふりむかない。ラトル(ガラガラ)を使っても、無視する
・言葉が理解できていないようだ


 

・小さな物音にも敏感で、眠っていてもすぐに目を覚ます。
起きている時は小さな音にびっくりして泣き出す


・くるくる回るものをじっと見つめる
(ベビーカーに乗りながら、身を乗り出して、くるくると回るベビーカーのタイヤを見る、
おもちゃの車のタイヤを回し続け見入っている、など)


 

・光るものをじっと見つめる
・横目でものを見る
・その場でぴょんぴょん飛びはねる、その場でくるくる回り続ける
・爪先立ちで歩く


・乳やミルクをあげても視線が合わない。
向かい合って親の顔を見せても、顔をそむける。
覗き込んでもかたくなに目をそらす


 

・あまり笑わない、表情の変化に乏しい
・だっこをいやがり、無理やりだっこするとそりかえる。
たて抱きの時は、後ろにおちそうなくらいエビぞりになっていやがる。
よこ抱きでは、母親と逆の方を向く。


 

・喃語が少ない
・喃語が出ている場合でも、話しかけても反応が返ってこない。
親との会話のようなやりとりがない。
・多動気味。だっこされていても、キョロキョロもぞもぞと、落ち着きがない。


・気に入らないとすぐにかんしゃくを起こし、奇声を上げる
・人が指差した先を見ない
・バイバイやおててパチパチなど、大人の真似をしない


 


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・睡眠のリズムが確立せず、いつまでも新生児のような睡眠リズムが続く
・後追いがない
・体を前後にゆらしたり、左右にゆらしたりする(ロッキング)
・手をひらひらと振ったり、鳥がはばたくように手をパタパタさせる


 

ざっとですが、よく見られる行動を挙げてみました。


 

こういった行動があれば必ず自閉症スペクトラム障害であると
いうわけではありません

しかし、逆に、自閉症スペクトラム障害であれば
必ずこういった行動があるというわけでもありません。

 

これらの行動は、健常児にも見られるものも多く、
それが一時的なものであれば、あまり心配する必要はありません。

長く続く場合や、度を越えている場合には注意が必要です。

 

人見知りがなかったり、逆に酷かったり、だっこしてほしいなどと
泣かないというのは、愛着行動の欠如や異常があるためだと考えられています。

しかし、健常の赤ちゃんでも、あまり泣かない子もいるので
心配しすぎることはありません。

 

ですが、手がかからないからといって放っておいていいわけではありません。

おとなしい赤ちゃんであっても、しっかりと関わってあげましょう。

抱っこされるのを嫌がる場合、感覚の異常があるかもしれません。

 

その場合、そっと触れられるのを極端に嫌がったりします。

胎児のように手足を縮め、ギュッと抱きしめてみると落ち着くこともあります。

そっと触られるのは気持ち悪くて我慢ならないのです。


 

ギュッと強く触られたり、抱きしめられると安心する場合があります。

視線が合わなかったり、かたくなに目を合わせようとしないのは、
「人の目が怖い」という特性によるものです。

 

通常、人間は目と目を合わせて意思の疎通を図りますが、
自閉症スペクトラム障害の人にとって、
目と目が合うことはとても恐怖を感じます。

なにか威圧されているような、威嚇されているような感じがするのです。

 

また、睡眠のリズムが確立しない裏には、
睡眠障害が隠れている場合があります。

自閉症スペクトラム障害の人は、眠ることが下手な傾向があり、
睡眠障害を合併している確率が高いです。

 

睡眠障害は、子供にも起こります。

睡眠は、成長するために非常に重要です

から、睡眠障害がある場合、治療が必要です。

 

0歳、1歳で特徴が出ているからといって、
すぐに診断ができるわけではありません。

重度の自閉症では、1歳半ころに診断できる場合もありますが、
大抵は3歳頃にならないと確定診断ができません。


 

しかし、診断がなくても、
その子に合った育て方を工夫することは可能です。

気になることがあれば、まずは専門家に相談しましょう。