自閉症スペクトラム障害の人には、
さまざまな特徴があるといわれています。

見て分かる特徴から、一見わからない特徴まで、様々です。

 

また、身体面での特徴や、メンタル面での特徴など、いろいろあります。


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ここでは、幼児期にどういった特徴が見られることが多いか、ご紹介しましょう。

 

【1歳ころ】

 

・目があいにくい

・愛着行動の異常・欠如


 

愛着行動とは、泣いたり、微笑したりすることで、
愛着の対象となる特定の人物(母親など)を
自分の近くに引き寄せ、安心を得ようとする行動です。

 

生後一年以内に徐々に表れ、いつも愛着の対象(母親など)
との接触や接近を求め、離れると不安や悲しみを示します。

 

愛着行動の異常・欠如の具体的な例を挙げると、後追いをしない、
人見知りが全くない、逆に人見知りがひどい、一人でも平気、
母親べったりで父親にさえなつかない、というようなことです。

 

・言語理解の遅れ


 

言葉の理解に遅れがあると、名前を呼んでも振り向かない、
話しかけても言葉を理解していない、といった様子が見受けられます。

また、耳が聞こえていないようにみえることもあります。

 

以上の特徴は、必ず全員に現れるものではありません。

言語理解の遅れがない場合もあります。

 

また、言語理解の遅れには、聴覚障害が潜んでいる場合があります。

まずは、耳鼻科で耳の検査を受け、
異常がなければ言語の専門家に相談しましょう。

重度の自閉症スペクトラム障害であれば、1歳で診断がつく場合もあります。


 

【2歳ころ】

 

・不安


 

特定の物、はじめてのものや場所を非常に怖がります。

他の人にとっては、なんでもないもの・場所かもしれません。

 


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しかし、本人にとっては、幽霊よりも怖いもの、
地獄 よりも恐ろしい場所なのです。

怖がる場合は、無理をさせず徐々に慣れさせる、初めての場所は、
前もって写真などでどんな場所か見せておくと、不安が和らぐでしょう。

 

・マイペース


 

自分の思うとおりにならないとすぐにかんしゃくを起こす、
言い聞かせてもわからない、人の言うことを聞かないなど、
度を越えたマイペースさがみられることがあります。

 

・こだわり


 

妙に神経質であったり、同じ服ばかり着たり、特定のおもちゃでしか
遊ばなかったり、特定の道順でしか目的の場所に辿りつけなかったりといった、
過度のこだわりが見られることがあります。

 

・身辺自立の遅れ


 

トイレトレーニングができない、ひどい偏食がある、しつけができないなど
といった状態が見られることがあります。

知的障害が重いほど、遅れが目立ちます。

以上の状態は、健常児にも見られるものです。しかし、あまりにも通常
とかけ離れていると思われる場合、専門家に相談しましょう。
 

【3歳ころ】

 

・対人関係の障害


 

友達に興味がない、他の子供を怖がる、一人で遊んでいる、
集団ですることを嫌がる、お友達としょっちゅうトラブルを起こすといった、
対人関係における遅れが顕著になり始めます。

自閉度が重ければ重いほど、症状は強く現れます。

 

・生活習慣のこだわり


 

毎日、決められたスケジュール通りに動きたがります。

いつもと違う行動をしようとすると、かんしゃくを起こしたり、
パニックになって泣き叫んだりします。

 

いつもと同じ行動をすることで、見通しができ、安心できるからです。

いつもと違う状態は、何が起こるか分からない不安定な状態であり、
本人にとっては「一寸先は闇」の恐ろしい状態です。

 

この頃になると、自閉症スペクトラム障害の診断が
ほぼ的確につけられるようになります。

おしゃべりができても、対人関係やこだわりが強くみられ、
生活に支障がある場合、早めに専門家に相談しましょう。

 

【4歳~】

 

・集団行動がとれない


 

教室にいられず外に飛び出す、行事に参加できない、
給食が食べられない、指示が通らないといった問題が顕著になり始めます。

しかし、そこには「感覚過敏」が関係していることが多々あります。

 

その場合は、感覚過敏による刺激やストレスを軽減する対策をとってあげましょう。

そうすれば、落ち着いて活動に参加することができるようになります。

 

・対人関係の障害


 

いつも一人でいる、順番待ちができない、一人でしゃべり続けるなど、
お友達との関係が上手く築けません。

しかし、周りのお友達に世話を焼いてもらい、
上手くいっているように見える場合もあります。
ざっと特徴を上げました。

 

しかし、これはほんの一例であり、他にくるくる回るものをじっと見つめたり、
ぴょんぴょん飛び跳ねたり、くるくる回ったり、逆さバイバイが治らなかったり、
おうむ返しがあったり、睡眠障害があったり、多種多様な症状があります。

 

これらの特徴が見られたからといって、過度に不安になることはありませんが、
もし自閉症スペクトラム障害の可能性を疑った場合は、早めに専門家に相談しましょう。

早期に療育を受けることで、将来の可能性はぐんと広がります。