自閉症の子は遊びが広がらないという特徴があります。

物を使って遊ぶことや、一人で遊んでいることも
苦手とする子が多いようです。

 

1つ気に入ったものがあると、飽きることなく遊び続けます。


 

よく見られる傾向が気になった本があると何度でも
何度でも読んで欲しいと訴えてきます。


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本に出てくる登場人物や風景など、「これは?」
質問して答えてもらうことが好きなようです。

 

何度でも聞いてくるので、大人からするとうんざりして
しまうこともあるかもしれませんが、なるべく楽しそうに
答えられると、聞いていてくれても楽しいかな?

 

ここから何か新しいことに興味を示してくれるかな?
と期待しながらの遊び相手になることと思います。


 
また、これは子供の頃は誰もが通過する儀礼だと
思うのですが、就寝用に使っているタオルケットや
枕にかける大きめのタオルなどへの執着も強く、
外出時以外はつねに自分の手元においておこうとします。

 

洗ってしまうと感情的になり、どんよりとした表情が
しばらく続くなど、大げさかもしれませんが、この
世の終わりのような表情を見せることがあります。



 
物や手を使っての遊びには興味を示すことなく、聞くことや
見ることの遊びを求めてくることが多いかもしれません。

お話をして欲しい、歌を歌って欲しい、抱き上げて欲しい、
くすぐって欲しいなどをよく求めてきます。


 

タオルも安心感を得るために同じ手触りや匂いが
するものを求めてくるので、遊びとは違っているかも
しれませんが、このような要求に対して対処の仕方で
悩んでいる方も多いかもしれません。


 
1つ考えてみていただきたいのですが、お子さんの
遊び方に対して、自分自身の幼少期を重ねてしまって
いませんでしょうか?


 

周囲や一般的な子供の遊びと言われているものを押し付けたり、
基準として思い込んでしまっていませんでしょうか?

アスペルガーの子は生まれつき持った個性ですので、
所謂、一般的な興味関心とは異なった反応を示す
ことと考えてみましょう。

 

大人が作った遊び道具ではなく、何に関心を示して、
何がすきなのか?


そこから能動的な遊びへと導いていく方法で
トライしてみると、案外自分の感覚と自分から
行動することへの接点になることも多いと思います。

 

例えば、絵が好きな子、絵に対して興味関心の反応を
示す子には、画用紙とクレヨンを渡して絵を描いてみて?


と言っても、逆に「絵を描いて欲しい」と言われることでしょう。

 

絵の具の中に指を入れて画用紙に走らせてみることで、
指先に感じる絵の具の感覚と画用紙の感覚、視覚に入る
何とも不思議な模様に興味を持ってくれませんでしょうか?

 

画用紙に最初色々な色を塗っておいて、その上から
黒のクレヨンで下に塗った色を見えなくします。

その後、爪楊枝やヘラで黒のクレヨンをひっかくことで、
下に塗った色が現れる。こんな変化のあるものには
興味を持ってくれるかもしれません。



 
音に興味を持っている子には、その音が入っている
音楽を探し、自分で簡単に再生できるようにして
みたらいかがでしょうか?


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今ならインターネットの検索ですぐに探すことができますよね。

キーボードの音を変えて、ドの音にはトランペット、
レの音には像の鳴き声など興味を示す音が
でるようにするのも、楽しんでくれるかもしれません。


 
このような遊びは、案外幼稚園でも行われており、
親世代も幼少期に経験してきたことではないでしょうか?

 

ただ求めてくることに対して返すことばかりしていると、
自分からアウトプットすることを忘れ、インプットだけしか
楽みを見つけられない事態へと進んでしまいます。


 

求めてくることも大切ですが、何かをすると求めているものを
手に入れることができる、そんな1クッションを作ってあげることが、
遊びにもつながってくるのだと思います。


 
中には、そんな工夫にも反応を示すことなく、ボーっとした
表情した見ることのできない場合もあります。


 

今回のパターンでは何の興味も示さなかったけれど、
別のアイデアには反応することもありますので、

ドクターや看護師、地域の生活相談員さんなどに
相談しながら、アウトプットしてもらえるような遊びを
心がけて欲しいなと思います。

 

後は損得勘定ではありませんが、今日は5個して
あげたから、6個何かやってもらおう、今日は1つ
自分で茶碗を下げてくれたから、2つスキンシップを
楽しませてあげようなど、何かすることで楽しみが得られると
思ってもらえることも大切な取り組みではないでしょうか?