自閉症とは一般的に先天性の疾患であるといわれているのに
対して、知的障害は発達期までに生じた知的機能の障害によって、

認知に対する能力(理解力・判断力・思考や記憶力・知覚など)
発達が全体的に遅れた状態でとどまってしまっていることを言います。

 


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臨床的には、知能検査において知能指数が70以下であある
場合は知的障害があるとみなされるようです。

ただ、50~70程度の場合は軽度な知的障害とされ、本人も
周囲も障害とは気がつくことなく日常生活を送っている場合もあるようです。

 

自閉症は先天性なものであり、原因がまだ解明されていない
部分も多いものです。

いくつもの要因が複雑に絡み合った結果発症するものだとも
考えられています。

 

言語に関する特徴としては、言葉が出てこない、または不自然な
言い回しをする、オウム返しを繰り返すなどの特徴があり、
コミュニケーションが苦手です。


自閉症の子を接する場合は、ゆっくりと静かに、簡単な表現で
話しをすることが良いとされています。

 

「どう思う?」などの意見を求められても、オウム返しで答える場合が
多いようですので、「どっちがいい?」と2択で聞いてみるなど答え方も
簡単なもので聞くように心がけることが大切です。

知的障害の特徴としては、理解力・表現力に乏しい、記憶の容量が少ない、
注意するとパニックになるなど
の特長的な行動があります。

 

コミュニケーションが苦手なのは自閉症の子と同じですが、
怒られることを恐れて口ごもったままでいることも多いようです。

知的障害の子と接するには、言語の理解が苦手な場合や、
そもそも語彙や言葉の意味を把握できている範囲も狭いため、
言葉だけではなく身振り手振り、写真などを使って話しかけるなど
の工夫が大切です。

 

曖昧な表現や言い回しを理解することは苦手なので、はっきり
伝わるような伝え方にするとよいとされています。


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知的障害の場合は、褒められることで自信に繋がることも多く、
本人が得意としていることや可能性を早めに見極めて、
積極的に褒めることで自信を持つようになる場合も多いようです。


 

また、アスペルガー症候群、高機能自閉症の子はまた
違った特徴を見せるようです。思ったことをそのまま口にしてしまう、
一方的な発言に終始してしまう、言葉の知識は持っていても使い方が
間違っている、わからないなどの特徴があるようです。

 

自閉症や知的障害の特徴のように、
言葉が出てこないとは大きな違いがあります。

 

自閉症・知的障害の特に言語に関する特徴を述べましたが、
これらはあくまでも一般的に見られる行動の一例にしか過ぎませんので、

これと決め付けることなく、その子の個性にあった対応で、
もっともコミュニケーションがとりやすい方法を見つけてあげることが
大切であることは両方の障害について言えることだと思います。

 

言葉は生活していく環境によって変わってきます。


 

これは健常者でも同じことが言えますが、親が語りかける言葉は、
その子にとっての公用語となります。

 

ぶっきらぼうな言葉遣いが目立つ子は、やはり家庭環境でも
同じシーンを垣間見ることができるのではないでしょうか?


障害があったとしても、いかに語りかけるか?その答えを得て
しっかりとコミュニケーションをとっていくかで、3,5年後の
生活環境も変わってくるのだと思います。

 

分かりやすい言葉で、答えやすい語りかけで、分かったこと、
伝わったことに対してはしっかりと、よく分かったよと伝えてあげる。

言葉以上に結果を伝えることは、安心感や自信にも繋がってくるものです。

 

歩みは決して早い方ではないのですから、焦らず慌てず1つ1つ言葉を
積み上げていく共同作業が、本人の力をなって培われていくことだと思います。


自分から言葉を発するようにもっていくことができれば、進学や仕事、
恋愛にも必ずプラスとなって現れるものです。