知的障害を含め、50名以上の企業は一定割合の方たちを
就労させる義務が、企業側にあります。

 

就労が厳しい場合はお金で解決する方法もありますが、
企業としても就労してもらう体制ができつつあることや、

採用した後のメリット(補助金、社員のモラル向上など)
経営者として期待されるポイントも多く、採用に積極的な
企業が増えてきているという実感があります。

 


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行政も就労支援を行っており、一定期間、生産活動への
就労機会を提供し、必要なスキル・知識を経験してもらうことで
訓練への意欲を高めていくという取り組みが行われています。


 

行政から民間に委託されているケースも多く、ビジネスマナーや
パソコンスキル、朝起きて夕方帰宅するという生活リズムを作る、
そんな社会人として当然の日常生活まで手厚くサポート
してくれる支援団体もあります。

 

一般企業などへの就労が困難な方たちに働く場所を提供する、
そんな取り組みの中で障害の程度や個性に応じて、
雇用に向けた入り口が用意されています。

一般的にA型・B型と区別されています。


 


A型とは就労を継続することが
可能な65未満の方を対象に就労機会を提供するものです。


 

A型は雇用契約も結ばれますので、引き続き雇用可能と
見込まれる場合に利用されます。

一般企業を離職した方などが対象で、安心して働くことが
できるというメリットがあります。

 

B型とは雇用契約を必要としない労働形態のため、
ある程度は自由に賃金や就労時間を決めて働くことができます。

雇用契約がない分、不安定に感じられるかもしれませんが
無理なく働く経験を積むことができる、訓練やリハビリ目的で
活用できるというメリットがあります。

 

就労に関する相談を受けたときに、Aがいいか?Bがいいか?
という二極論でお話される方がいらっしゃいますが、
YES/NOで割り切った答えが出せるほど単純なものではありません。


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働く上で「挨拶ができるか?」「一人で通勤することができるか?」
言った仕事以外の部分がクリアできないケースもあるからです。

 

自分が軽度発達障害であること、自分は何が得意で何が苦手なのか?
自分の個性を説明するスキルも求められます。


 

就労に意欲的なことはとっても良いことですが、焦ることなく、
「必要なものは何か?」を地域の役所やコミュニティなどを活用して
情報収集し対策をとっていくことから始められることをお勧めします。

日ごろから自宅での家事などをお手伝いしてもらうことで、
得意・不得意は本人も自覚していくことでしょう。


 

学校で学ぶことよりも、仕事の現場で求められるスキルは家事が
生きてくるケースが多いものです。

 

特殊技術などの職業訓練は学校などに任せても、社会人として
会社に受け入れてもらうためには家庭での所作が大きな効果を
発揮しますので、地道な取り組みではありますが、
ぜひ諦めずに続けていただきたいと思います。

 

知的障害の方が就職している職種がランキングされています。

 

トップはクリーニング作業を行う業務がダントツです。


 

一人でも黙々と作業ができること、一定の作業の繰り返しであること、
結果がすぐでて分かりやすいという点が適しているのかもしれません。

 

その他にはミシンを使った裁縫の仕事、パンやお菓子の製造工場、
家具や建具の製造工場、清掃員などがあげられます。


体力や得意な分野、興味のある分野にもよりますが、
繰り返しでできる作業であること、結果が分かりやすい作業であること、
一人でも可能な作業であることが挙げられそうです。


 

それと大切なことは、家庭的な雰囲気であることと、面倒をしっかりと
見てくれる担当者がいること。大勢の中で、その中に一員になるのは

苦手で家族的な規模で親のように身近な所で指導してくれる方がいるなど、
家庭と仕事が近い環境であることが、力を発揮できる条件かもしれません。