精神障害には、様々な病気があります。

その中から、特に発達障害の二次障害としてよくみられる
ものについて、取り上げたいと思います。


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【てんかん】

 

てんかんは、発達障害児・者に割と高い確率で併発すると言われています。

原因は様々ですが、脳の神経が異常に興奮し、
それによって発作が引き起こされます。

 

健常者を含めた有病率は、100人に1人程度で、
3歳以下の発病が多く、80%が18歳までに発病します。

7~8割の人は薬で発作をコントロールすることができ、
普通に社会生活を送ることが可能です。

 

発作は非常にバラエティに富んでいて、
一見しててんかん発作と分からない発作もあります。

症状としては、突然倒れて全身を大きくけいれんさせる、
手や足など体の一部がぴくぴく動く、意識を失うが倒れず

 

動き回る、脱力して転倒するがすぐに立ち上がる、体を
一瞬びくっとさせる、数秒~数十秒意識を失い動作が停止する、
といったものがあります。

 

また、おなかが痛くなったり、頭痛がしたり、
感情のコントロールができなくなるような発作もあります。

授業中に立ち歩くので、ADHD(注意欠如・多動性障害)
だと思っていたら、実はてんかん発作だったという症例もあります。

 

けいれんがある場合は勿論、授業中にぼんやりしていることが多い、
立ち歩くといった場合にも、一度てんかんの検査を受けたほうがよいでしょう。

※上記の症状は、ごく一部の例です。他にも多様な症状があります。

 

【統合失調症】

 

統合失調症は、およそ100人に1人の割合で発症します。

話が通じない、治らないといったイメージがありますが、
それは間違いで、心の働きの多くは保たれ、服薬により回復が可能です。

 

大人だけでなく、子供にも発症します。


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原因は、遺伝的素因と、環境による相互作用と言われています。

多くは、人生の進路における変化をきっかけに発症します。

 

症状としては、幻覚や妄想が特徴的です。

幻覚は、自分の悪口が聞こえるといった「幻聴」が多いです。

 

幻覚や妄想の症状により、生活機能が障害され、感覚・思考
・行動が病気によってゆがんでいることを理解することが難しくなります。

自分が病気であるということを認識することが難しくなるのです。

 

上記の症状が見られたら、早めに精神科や心療内科を受診しましょう。

慢性の経過をたどり、幻覚や妄想が強くなる急性期とそうでない時期を
繰り返しますが、服薬などの治療により、回復は可能です。

 

【うつ病】

 

最近では、うつ病はごく一般的な病気として認識されつつあります。

うつ病は、セロトニンやノルアドレナリンなどの、脳内神経の伝達物質の
働きが悪くなっていることが原因で症状が出ると考えられています。

 

自覚症状としては、憂鬱である、気分が重い・沈む、悲しい、
不安、イライラする、元気がない、集中力がなくなった、
好きなことに取り組めない、何か起きると自分が悪いと思ってしまう、
、眠れない、といったものがあります。

 

身体症状としては、食欲がない、怠い、異様に疲れやすい、
頭痛、めまいなどの症状が現れます。

周囲の人から見てわかる症状としては、表情が暗い、
涙もろい、反応がにぶい、落ち着きがない、
といったものが挙げられます。

 

うつ病は、充分な休息と服薬で回復が可能です。

上記の症状がある場合は、できるだけ早く病院にかかりましょう。

周囲の人の見守りも大切です。

 

【双極性障害】(躁うつ病)

 

双極性障害とは、うつ病の症状に加え、躁状態が現れる病気です。

原因は不明ですが、ストレスが原因となる心の病気ではなく、
脳の機能の障害が原因であると考えられています。

 

家庭生活や仕事に重大な支障をきたす躁状態が現れるタイプを
「双極性障害Ⅰ型」と呼び、頭がよく回り少し調子が良い、
と感じる軽躁状態が現れるタイプを「双極性障害Ⅱ型」と呼んでいます。

 

Ⅰ型では、躁の時期に借金をしたり、法的な問題を起こしたりと、
本人の生活基盤が脅かされるような事態が起こります。

入院加療が必要になります。

 

Ⅱ型では、少しハイになっているな、と感じる程度の躁が訪れます。

しかし、再びうつの状態に転落した時に、
躁の頃の行動を思い出して自分を責めたりします。

 

双極性障害は、薬でコントロールすれば通常の生活が可能です。

しかし、放置すると人間関係や仕事、家庭が失われるので、
何か変だと思ったら、医療機関を受診しましょう。
上記の4つの疾患以外にも、沢山の精神疾患があります。

 

精神疾患を疑うような症状があれば、
迷わず精神科・心療内科を受診しましょう。