ADHDという言葉が子どもを育てる中で浸透してきたのは
つい最近の事ではないでしょうか。

 

自分の子どもの頃には「ちょっと変わったクラスメート」でしたし、
上の子を育てている頃はまだ「発達障害」「軽度発達障害」と
いうような言葉で表現されていたように思います。


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今ではたくさんの情報やネットなどで気軽にチェックシートなどを
使うことが出来るので「もしかして・・・」と考えると心配になってくる
こともあるかもしれません。

 

ただ、むやみに試して不信感を募らせたり、疑いをかけたりするのではなく、
目の前のかけがえのない子どもがたくさんの人に囲まれて笑顔で
いてくれるために出来ることを探してほしいと思っています。

 

ADHDをはじめとする発達障害の子どもたちは周囲の人の理解と
工夫で学習もコミュニケーション能力もどんどん伸びていくのです。

 

◆ADHDは遺伝するの?

 

医学が発達し、研究は進んでいますがまだ完全に解明されてはいません。

前頭前野や大脳辺緑系、大脳基底核の働きが低下しているとの研究もあり、
神経伝達物質「ドーパミン」の濃度とも関係があるようです。

 

前頭前野は考えや記憶をまとめたり、感情を調節するところです。

大脳辺緑系、大脳基底核は運動能力の調整や感情表現、
意欲や動機づけのコントロールをつかさどります。

 

ドーパミンが低いと感情や行動の抑制が効かず、その場の刺激に
対して反応し、コントロールが難しくなるという状態が起こりやすくなります。

「遺伝」とは親の特性が子どもやその子孫に継承されるということですが。

 

そう見ていくとADHDの場合は遺伝というよりも「家族性」
というくくりで見るほうが近いのかもしれません。

 


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家族や親族の中で眼鏡をかけている近視の人が多い所は
子どももその傾向がある。糖尿の人が多い家系だ。

そのような感じだと思います。
脳の機能不全での症状ですので「進行する」というものではないでしょう。

 

持って生まれた「気質」や「環境」による傾向が強く表れます。

 

最近は子どもたちの育ちの中で、わが子がADHDと診断され、
その上で「これは(その子の)父親とそっくりだ」「私のやり方と同じだ」
「おじいちゃんもそういうことをやっていた」などと大人側があとから
分かってくることが増えているように思えます。

 

「家族性」として考えてきたときに、大人側やパートナーが子どもの
頃どんなことで苦労してきたのか、悲しかったのか、どんなふうに
声をかけて欲しかったのかを振り返ることが子どもの成長に
大事なヒントをつかむことになるでしょう。

 

家族の中で子どもとパートナーがADHDであるとわかると、
大変なこともあると思います。

 

でもパートナーは子どものころからの苦難を乗り越えて、
自立しあなたと巡り合えて家族を持ったのですから、
子どもが育っていくうえでの明るい見通しも
見えてくるのではないでしょうか。

 

パートナーの家族や親族からアドバイスをもらえるようになると
協力者が増えてくるかもしれません。

ただ、相手側の家系が原因であるかのような発言は
心情を悪くしてしまいがちです。

 

あくまでも目の前の子どもがすくすくのびのび育っていくように
願っているんだという気持ちで多くの大人たちの支援と
理解を受けられるようにしていきたいものです。