ADHDは脳機能(認知)の障害です。

親御さんのしつけの問題でも、環境でもありません。

その子が持っているものです。精神疾患とも
違いますので混同しないようにしてください。
ADHDや広汎性発達障害などは
「その傾向が強くあらわれる」ということで、
お薬を飲んだから頭痛が消えた。


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などというのとは違います。

 

「薬を飲ませれば大丈夫」という判断はしないでください。

疲れが溜まった時に栄養ドリンクを飲んで肩こりが和らいだり、
眼精疲労が取れたような気がする。そんな感じでしょうか。

 

時代と共にいろんな新しい薬が開発されています。

薬ですので服用後の効き時間、効果、副作用もないとは
言えませんので子どもの症状や環境などをよくよくお医者さんと
相談をしてから始めてください。

 

◆病院選び

 

「もしかして・・・?」と親御さんが心配になった時まず連絡して
みて欲しいのはお住まいの市町村の医療センターもしくは保健師さん。

または役所の「子ども家庭課」などです。

 

役所からは年齢に合わせて幼稚園、保育園、学校などとの連携を
取ってもらえますのでとても大事です。

 

もちろん病院でも見てもらうことはできますが、短時間で「治る」と
いうものではないので発達健診などで相談してみるほうが
気持ちは楽かもしれません。

 

◆かかりつけのお医者さんを持とう

 

保健師さんから紹介をしてもらったり、ネット検索で合いそうな
クリニックを見つけることが出来るかもしれません。

今はセカンドオピニオンが当たり前の時代です。

 

親御さんのお話をじっくり聞いてくれる。

子どもの様子をよく見てくれる。など気持ちを汲んでくださる
先生と出会うことが大事です。

 

お熱や風邪を治してもらうのとは違って、子どもの成長を長く
一緒に見守っていただく方なのでしっかり探して欲しいと思います。

 

◆投薬について

 

子どもの年齢にもよると思いますが、最初から投薬はないと思います。

どんな時にどのように使うとどんなメリットと
デメリットがあるのかをよく伺ってください。

 

小学校に入って授業が始まり、勉強や作業に集中しなければ
ならない時間が増えてきたり、イライラが収まりにくいなどの
症状が顕著に表れた時はお医者さんに相談をしてみてください。

 


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薬を飲むようになれば学校の先生にも
見てもらわなければならないこともあります。

学校の先生が子どもに投薬することは出来なくなりつつありますので、
子ども自身で飲まなければならないこともありますし、

 

効果の続く時間も配慮しなければならないので、
学校でどの程度配慮してもらえるのかを確認してもらう必要もあります。

 

◆まずは対処療法

 

いろんな意味で知識を入れることは大事ですが、
当の子ども自身がどんなことに困っているのか、
どんな気持ちでいるのか、これからどうしたいのか・・・

成長段階に合わせてゆっくりと話を聞いてあげてください。

 

親御さんが子どもに「こういう場合はどうしたらよいか」と
いうことを伝えるための(ペアレント・トレーニング)を学びます。

子ども自身が感情をコントロールするための方法やお友だちの
気持ちを知る(ソーシャルスキル・トレーニング)を受けます。

 

実際に園や学校では親御さんはずっと
中に入っていることは出来ないかもしれません。

「その場」は子ども、お友だち、
先生の三者で起きることが多いのです。

 

子どもが嘘をつくという判断ではなく、公平に全部を
見ることができない訳ですから、子どもの話を聞いた
うえでお友だちや先生の言葉にしっかりと耳を傾けて欲しいのです。

 

どの親もわが子が一番かわいいのです。

出来るだけ冷静に判断してあげてください。

 

◆病院・センターで

 

病院の先生や心理士さんとの面談等ではやはり緊張からか、
普段の様子とは少し違う表情を見せることがあります。

慣れていない人の前や、心を許している親御さんと一緒の時は
知ってもらいたい様子が出ることは少ないでしょう。

 

子どもが実際に困っているのは親御さんの目の届かない
場所でのお友だちとのトラブルです。

出来ることでしたら何度か心理士さんや市の専門の方に
園や学校での様子を見に来てもらってください。

 

治療が始まっても、繰り返し繰り返しで先が見えないと
思われるかもしれませんが、子どもはちゃんと成長しています。

お友だちの力を借りて、そしてお友だちはあなたのお子さんの力を
借りておおらかさと、優しさを身に着けるのです。

 

子どもたちの力を信じてくださいね。