昨今、発達障害が社会的に認知されるようになっており、
発達障害の子供や大人のための支援施設も数を増やしつつあります。

発達障害の子供や大人のための施設には、
どのようなものがあるのでしょうか。

 

まず、子供から大人まで利用できる施設として、
「発達障害者支援センター」があります。


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これは、地域によって名称が違うかもしれません。

しかし、各都道府県に必ず一か所は設置されています。

 

ここでは、発達障害児・者の支援を専門に行っています。

福祉・医療・教育・保健・労働などの関係機関と連携し、
乳幼児期から成人期まで一貫した支援を行っています。

 

相談できる人は、発達障害当事者とその家族、支援者、
関係機関の人たちです。

当事者からは、「自分は発達障害ではないか?」
「仕事が上手くいかないがどうしたらいいか?」
といった相談を受け付けています。

 

また、家族からは「子供が発達障害では?」
「関わり方が分からない、方法を教えてほしい」
といった相談に対応しています。

企業や事業所に対しても、発達障害者への支援や
関わり方についてのアドヴァイスを行っています。

 

子供のための施設としては、療育施設、発達支援センター、
児童相談所、子育て支援センター、児童デイサービス、
通所施設、通級指導などがあります。

 
療育施設や発達支援センターなどには、幼稚園のように
毎日通うタイプと、週に一度など、定期的に通うタイプのものがあります。

そこでは、言語やコミュニケーション、運動の発達に課題を抱える
子供の支援を行っています。

 

それぞれの子供の発達に応じた療育的支援が行われ、
上手く集団生活を送るためのスキルを身につけていきます。

児童相談所や子育て支援センターでは、発達に問題を
抱える子供たちの支援を行っています。

「育てにくい」と感じる子供たちや、不登校の子供の
相談にも応じていて、こちらから発達障害者支援センターへ
紹介されることもあります。

 

他には、放課後や夏休みなどの長期休暇を過ごすための
児童デイサービスがあります。

ここでは、主に子供の居場所を作ることが目的となっています。

 

また、集団生活の訓練をする場としての機能も持っています。

学校でも、通常のクラスでやっていけてはいるが、
少し手助けがいる子供の場合、定期的に特別支援教室に
通う「通級指導」というものもあります。

 


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こちらは、自閉症スペクトラム障害
(自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害など)や、

ADHD(注意欠如・多動性障害)、LD(学習障害)の子供たちに対し、
個々に合った学習の方法を指導する教室です。

 

その他にも、NPOや民間の発達障害児専門の塾などが
続々開設されており、子供の特性に合わせた一対一での
指導を行う機関もあります。

大人の施設としては、最近増えてきつつありますが、残念ながら
まだ十分な数が揃っているとは言えません。

 

大人の発達障害者の支援を担当しているのは、主に精神障害者の
支援をしている団体です。

それらの団体では、二次障害の症状を含め、大人の発達障害者の
生活全般の相談・支援を行っています。

 

また、発達障害者支援センターなどでは、
SST(社会で上手く振る舞うための訓練)を行っているところもあります。

就職支援に関しては、「障害者職業センター」が発達障害者の支援を行っています。

 

そこでは、知能テストや職業能力評価テストなどを行い、
カウンセラーが本人の特性を聞き取った上で、適性を見極め、
どのような職業に向いているのか、どうやって就職活動を
進めていくのかといったことを話し合います。

 

また、就職活動の支援を行ったり、
企業との面接に同行したりといった支援があります。

最近では、ハローワークにもカウンセラーがおり、
発達障害者の支援を行っています。

 

発達障害者を支援する施設は、徐々に増えてきています。
発達障害当事者会や、家族会も、各地で開催されています。

当事者も家族も、生きづらさを一人あるいは家族だけで抱え込まず、
こういった施設を上手に活用して、できる限り自分らしく生きていきましょう!