社会に案外たくさんのアスペルガー症候群と
見られる方たちが、ごく普通に仕事に就いています。

 

本人が診断を受けている訳でもなく、診断を受けなければ
いけないような雰囲気であることもないのですが、余りに
特異な言動が多く、それとなく周りの人間は気がついている、
という風景は案外多くの職場で見られるのだと思います。


 


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そんな場合、公務員でもない限り、閑職に追いやられるか、
退職を迫られるかなど異動の対象となり、誰も引き受けることが
なくなってきてしまう。


 

そんな厳しい現実もまだまだリアルはお話だと思います。

 
働いていていく上で、どのような点が問題なのかと言うと、
主だったものは以下になるかと思います。

 

(あくまでも主観ですので、ご理解下さい)


 

・ 急な予定変更に対応できない


 

時には変更となったことに怒り出してしまうこともあります。

 

・ 極端に規則やルールに準じた仕事をしたがる


 

ルールは絶対に守ろうとすることも多い、また規則に載って
いない仕事は拒否することもあるので、周りの人間も呆れてしまう。

 

・ 他人の感情が理解できない


 

これは大人に限ったことではなく、子供にも同じような
症状が見えるものです。

特に相手の感情的な部分を感じ取ることができず、
額面通りに言葉の意味しか汲み取ることができません。

 

上司が怒っていたとしても、何も関することはないと主張することも。

 

・感謝することができない


 

相手の感情を読むことが苦手でもありますが、面倒を見てくれている
方に対しても、感謝する、感謝の気持ちを表すことが苦手です。

 
上記のような症状を見ていると、ふと思うのが就学が就労よりも、
まずは対人的なスキルを身につけていただくことが先決なんだと
思い思います。


 

アスペルガー症候群の方に対人スキルを身につけさせるなんて、
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

パターン化させたことには忠実に実行することが得意という
特性もあるので、対人スキルも根気強くパターンをで
覚えさせていくことができます。


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就労訓練センターではカードやボールなどを使って、
仕事に対してパターン化された行動を身につける
トレーニングが行われています。

 

1つの作業が終わったらカードを裏返しにする、
ボールを入れるなどパターン化された行動があると、
安心して作業にぼっとうすることができ、力を発揮
できている状態に持っていくことができます。


 
私が勤めていた学校では、アスペルガー症候群の学生にも
同じように就職活動をしてもらっていました。

当然面接で受け答えができずに落ちてくるのですが、
そのうち面接に受かるレベルには至りませんが、
ある程度の受け答えができるようになってきました。

 

パターンを覚えていくと、仕事へと意識も向かっていったように感じます。


 

双子の兄弟で在学していた学生は、兄弟でアスペルガー症候群
だったのですが、学校で決められた作業を決められた手順で

行う訓練を続けることで、
自動車メーカーの工場へ就職をすることができました。

 

このような例は万人に通用するとは思いませんが、
就職を考えた時には、必ず特定の就職を
サポートしてくれる方を決めましょう。

特定の相談相手ができることで、安心して
机に向かうこともでるようになります。

 

アスペルガー症候群の方の就労支援で、実は一番大変なのが、
自分や家族がアスペルガー症候群であるということを受け入れること。

ハローワークでも今は専門の相談窓口を持っています。

そこに行ってもらう事が一番苦労します。

 

自分の子供がアスペルガー症候群である、今まで成績も
そこそこだったけれど、いざ就職となった時に、
今まで見えない振りをしてきた現実が、重くのしかってくる
ような場面を何度もみてきました。


 

ただ、親が受け入れて子供に接してもらうことで、
本人も受け入れやすくなります。

 

受け入れてしまえば、どうやれば一番輝けるかと、
ハローワークの方も一緒に考えてくれます。

その席に座るプライドは、別の席に座っておいてもらいましょう。