一般的に自閉症と言っても様々な症状(個性)を
見ることができますので、一概に言い切れないのが、
この障害の難しい所でもあります。

障害とは気がつかない位に軽度な方もいらっしゃいますし、
言語の遅れは全く見せていない場合もあります。


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そんな中でも高機能自閉症とアスペルガー症候群の違いは
「言語能力の差、会話能力の差」と区別するのが一般的のようです。

 

自閉症の場合はいくつかの障害を併せ持つことも多いのですが、
自閉症と知的障害は異種の障害であるという認識です。

つまり、自閉症とアスペルガー症候群は
重複障害と考えることができます。

 

アスペルガー症候群以外にも睡眠障害やてんかんが
発症するケースもあります。

夜になると部屋の中を元気に遊びまわる子供がいて、
マンションでは苦情となるケースも少なくありません。


 

年齢が上がるにつれて、外での活動時間が長くなると
夜眠る習慣が付いてくるので、親としてはもう少し待ってと
言う気持ちも理解できますが、ハラハラドキドキの毎日だと思います。


 

高機能自閉症はIQが一定以上あるという意味で、
決して誰もが切れる頭を持っているという意味ではありません。


一般的にIQが70以上(平均は100)であれば、
高機能自閉症と判断されます。

 

稀に極端に強くでる能力を発揮するケースもあります。


 


私が勤めていた学校でも、合格率30%台の国家資格を
一発合格した学生がいましたが、言葉の意味や法令は
一切理解していませんでした。


 

400頁ほどある教科書をビジュアルとして暗記していたのです。

符号・記号としての記憶力が抜群によかったという例です。

 

高機能自閉症とアスペルガー症候群はセットになっている事が
多いのですが、前述のように会話は問題なく、知能もそん色ない
ケースが多いことから、親でさえ気がついていないという実例も
数多くあります。


 

先ほど紹介した学生も、カウンセラーを交えた懇談で
親は検査結果を見るまで一蹴していました。

 

高機能自閉症の子の場合は、独特の言葉遣いや
表現から「個性的」「面白い考え方をする人」
肯定的に受け止められやすい症状です。


 

逆の意味に取ると、「変わった子」「自分勝手な子」
いうレッテルにもなり、表裏一体の個性を発揮します。

 

アスペルガー症候群の子の場合は、言葉の意味を
理解して会話していないことがあるので、会話が
かみ合わない、とんちんかんな会話になっていることがよくあります。

 

こんな会話を聞いたことはないでしょうか?


「学校終わったらまっすぐ帰ってくるんですよ」

「曲がらないと家までたどり着かないけど」

 

ふざけているのではなく、真面目に答えているのです。


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日本語が持っている言葉の意味や、裏側、表しているものを
理解することが苦手なので、額面通りの意味でしか
理解することができないという特徴があります。

 

受け止める言葉がドストレートになるので、自分が
発信する言葉も飾りのないドストレートな言葉になります。

もう想像がつくと思いますが、
言葉を巡るトラブルが絶えないという特徴があります。

 

高機能自閉症もアスペルガー症候群も同じような特徴を
持ち合わせているので、基本的な対処方法は変わらないよう
ですが、しいて言うとすれば、高機能自閉症は言葉が
ついてきているという点でしょうか?

 

自閉症の子が興味を示しやすいものとして、鉄道や車、
数字の羅列に強い、オセロ、将棋などのボードゲームに
強い
などがありますが、言葉もついてくるので説明すると
全て理解しますし、その後ののめり込み様は尋常ではありません。

 

言葉の理解も、ひらがなを全て覚えることはできるけれど、
読むことができないなど強みと弱みがはっきり出てきます。

強みの部分はマニア顔負けの記憶力を発揮してきます。
高機能自閉症では何に興味を持っているのか?

 

強みをしっかり理解しましょう。

色々な本を見せてあげると自然とよく見る本と
興味を示さない本が分かります。

 

アスペルガー症候群の可能性も感じるなら、その興味の
ある本に対して言葉で理解できるかどうかを見てみましょう。

言葉への理解不足が興味を持っているものへの学習機会を
奪っている可能性もあります。

 

児童相談所で受けた検査結果はIQの数値を教えてもらえない
ケースが多いようですが、今後の教育方法を考える上でIQ値は
残酷かもしれませんが、知っておくべき力だという考え方もあります。

 

IQは変わらないというのが一般論ですが、
無理に上げようとせずに、IQに合わせた指導・教育が
できれば、無理を強いることもないのではないでしょうか?