自閉症はその症状により様々な種類に分類されます。

一口に自閉症と言っても、軽度から重度まで症状に
変化があります。それぞれ自閉症であることは共通して
いますが、その特徴が異なります。


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●自閉症スペクトラムの別名


 
自閉症スペクトラムは英語で、
Autistic Spectrum Disorderと言います。

この頭文字を取り専門書などではASDと表記されることも
ありますし、自閉症連続体と表記されることもあります。

 

これらは自閉症スペクトラムのことを指していますので、
様々な呼び方があると覚えておくといいでしょう。


 

●自閉症スペクトラムとは何か


 
自閉症スペクトラムを理解するために知っておいてほしいのは、
自閉症スペクトラムは自閉症連続体とも呼ばれるものであるということです。

スペクトラムは英語で連続体を意味している言葉なのです。


 
自閉症スペクトラムとは単純に言えば、自閉症の症状を
持つ障害のグループです。


自閉症、高機能自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害、
小児崩壊性障害、レット症候群
などこれら全てのことを
自閉症スペクトラムとしています。

 
スペクトラムには連続体という意味がありましたが、
これは自閉症の特徴という共通の障害があり、
例えば自閉症と高機能自閉症では症状に異なる点も

ありますし、さらにこの中には軽度に分類されるものや
重度に分類されるものもありますが、自閉症であるという
部分で連続している、つまり共通点があるということです。

 

自閉症と健常者のような明確な線引きが、高機能自閉症と
アスペルガー障害にはないということになります。

そのためスペクトラム、連続体という言葉が用いられています。


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●自閉症スペクトラムの診断基準


 
自閉症スペクトラムの診断基準は3つの柱により決定されます。

1つは、社会性の障害です。そして残る2つは、
言語コミュニケーションの障害、想像力の障害です。

 
自閉症スペクトラムはこの3つを計測し、それぞれが一般的な
範囲から外れてしまうことにより診断されます。

どれか1つだけの数値が低い場合では、
自閉症スペクトラムには該当しません。

 

●自閉症スペクトラムのグラフ


 
自閉症スペクトラムはしばしばグラフに
よって説明されることがあります。

これは自閉症スペクトラムが連続体を意味し、どの程度の
障害であるのかどうかを計測することが出来るためです。


 

自閉症であることに変わりはありませんが、それでも軽度で
あるのか中度か、あるいは重度の自閉症であるのか

数値化することで示すことが出来るのです。

またこのグラフにより、自閉症の中でもアスペルガーで
あるのか、カナー症候群であるのかなどを判別することも出来ます。

 
自閉症スペクトラムはまだまだ認知度が低いものですが、
自閉症やアスペルガー症候群などそれぞれの障害に
対する認知度は高まってきています。

今後は自閉症スペクトラムを主体として考えられることも増えてくると
予想されますので、その意味を正しく理解しておきましょう。


 

難しい概念ではありますが、一度理解することが出来ると
自閉症への理解がさらに深まるはずです。