障害年金とは、国民年金法や厚生年金法に基づいて、
病気やケガによって一定以上の障害を負った人に対して
支給される公的年金です。

 

障害年金には主に、国民年金から支給される「障害基礎年金」と、
厚生年金から支給される「障害厚生年金」があります。


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障害を負う原因となった病気やケガによる初診日が、
国民年金に加入している期間にあれば障害基礎年金を、
厚生年金に加入している期間にあれば障害厚生年金を
申請・受給することになります。

 

障害年金は身体障害者、知的障害者、精神障害者を対象としており、
名称は共通して「障害年金」です。

障害年金は、等級によって受け取れる金額が違います。

 

ここでいう等級は、障害者手帳の等級とは別物です。

等級の認定基準が違うため、注意が必要です。

 

また、障害基礎年金を受給するか、障害厚生年金を
受給するかによって、金額が違います。

 

【障害年金の等級と金額】

 

★障害基礎年金

・1級…年額97万5100円
・2級…年額78万100円
※障害基礎年金では、2級までしか年金を受給できません。

 

★障害厚生年金

 

・1級…報酬比例の年金額×1.25
・2級…報酬比例の年金額
・3級…報酬比例の年金額、
もしくは、最低保証額(年額58万5100円)のどちらか高い方

・障害手当金(一時金)…障害厚生年金3級の最低保証額の2倍(117万200円)、
もしくは、障害厚生年金の額の算式で計算した額の2倍のどちらか高い方

障害基礎年金では、等級によって一律に金額が決まっていますが、
障害厚生年金では、得ていた収入によって受給できる金額が異なります。


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障害年金の等級決定基準は、障害の内容によって違います。

例をいくつか挙げておきます。

 

【障害年金の等級の基準】

 

★視覚障害

 

・1級…両目の矯正視力をたしたものが0.04以下の状態
・2級…両目の矯正視力をたしたものが0.05以上0.08以下の状態、視野が一定の基準以下の状態等
・3級…両目の矯正視力が0.1以下の状態

 

・障害手当金…両目の矯正視力が0.6以下、片目の矯正視力が0.1以下、
まぶたの欠損、一定の基準以下の視野、両目の瞼の著しい運動障害、
マヒ性の斜視、その他視覚が障害されることで労働が制限されるもの
など

 

★聴覚障害

 

・1級…両耳の平均純音聴力が100デシベル以上の状態

・2級…両耳の平均純音聴力が90デシベル以上の状態、
両耳の平均純音聴力が80デシベル以上でなおかつ言語明瞭度が30%以下の状態

・3級…両耳の平均純音聴力が70デシベル以上の状態、
両耳の平均純音聴力が50デシベル以上でなおかつ言語明瞭度が50%以下の状態

・障害手当金…片耳の平均純音聴力が80デシベル以上の状態

など

 

★肢体・体幹の障害

・1級…両腕の機能が著しく失われている状態
両足の機能が著しく失われている状態
座れない、装具や補助具がないと歩けない、立てない状態

 

・2級…片腕の機能が著しく失われている状態、両腕の筋力が落ちている状態
片足の機能が著しく失われている状態、両足の筋力が落ちている状態
歩いたり立ったりするのに、室内では補助具がいらないが、野外では補助具が必要な状態

 

・3級…人工骨頭や人工関節を入れている
脊柱の可動域が一定以上制限されている状態

 

・障害手当金…固定装具を必要とする脱臼、関節の動揺がある状態
体幹障害では一定の基準を満たすもの

など

以上はあくまで一例です。

ほかにも、平衡機能の障害や咀嚼・嚥下機能の障害、言語機能の障害など、
それぞれに認定基準があります。

また、神経系統、呼吸器、心臓、腎臓、肝臓、血液・造血器、代謝疾患、
がんなどの病気も障害として、それぞれ認定の基準があります。

 

ただし、一部以下のような例外があります。

 

参照:知的障害者手帳の等級基準!

参照:知的障害者の施設入所費用と種類

参照:アスペルガー有名人

【障害年金の認定の対象外となるもの】

 

・鼻腔機能の障害のうち、嗅覚を失った状態
・精神障害のうち、人格障害や神経症、自律神経失調症、抑うつ状態
・神経系の障害のうち、疼痛
・呼吸器の障害のうち、加療による胸郭変形
・肝臓の障害のうち、慢性肝疾患
・単なる高血圧
これら以外は、基本的に障害として認定されることになっています。

障害年金の申請ができるかどうかは、主治医や年金事務所、
お近くの役所の年金担当窓口にお問い合わせください。