障害年金とは、国民年金法や厚生年金法に基づいて、
病気やけがによって一定以上の障害を負った人に対して
支給される公的年金です。

 

障害があることで、日常生活や社会生活に困難のある人に対して支給されます。

障害年金は、身体障害者、知的障害者、精神障害者を対象としています。

 
障害年金には、主に、国民年金から支給される障害基礎年金と、
厚生年金から支給される障害厚生年金があります。


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どちらの年金を受け取るかは、障害を負う原因となった病気やケガで、
病院をはじめて受診した日、つまり初診日によって変わってきます。

 
初診日に国民年金に加入していた場合は障害基礎年金を、
初診日に厚生年金に加入していた場合は障害厚生年金を
申請・受給することになります。

 
20歳前に初診日がある場合は、障害基礎年金の申請・受給をすることになります。

身体障害で年金を申請する場合、受給資格は以下の通りです。

 

【障害年金の受給資格】

 

★年金の加入期間全体で、一定以上、年金保険料の未納がないこと

 
※年金保険料の支払いが猶予されている人、免除されている人、
納める義務のない人は当てはまりません。

 

★初診日から1年6か月が経過していること

 
※原則、初診日から1年6か月が経過した日が障害認定日となりますが、
以下のような例外があります。

・人工透析を行っている場合、人工透析をはじめて受けた日から3か月が経過した日
・人工骨頭または人工関節を入れた場合は、それらを入れた日
・心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器、人工弁を付けた時は、それらを付けた日


人工肛門の造設、尿路変更をしたときは、その手術から6か月が過ぎた日
・新膀胱を造設したときは、造設した日
・切断もしくは離断による肢体の障害は、切断・離断した日
・喉頭全摘出の時は、喉頭を摘出した日
・在宅酸素療法を受けている場合は、在宅酸素療法を開始した日
上記の日が、障害認定日となります。

診断書についてですが、年金事務所で所定の様式の診断書をもらい、
主治医に記入してもらう必要があります。

 

障害基礎年金の申請の場合は、お近くの役所の年金担当窓口でも
診断書をもらうことができます。
診断書を提出するにあたって、いくつかの注意点があります。


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【診断書を提出する際の注意点】

 

・あいまいだったり、不正確な内容のものは認められません。
嘘の記載があれば、記入した医師が訴えられます。

・所定の様式でないもの(病院の独自の診断書など)は認められません。

・カルテに書かれていることのみが記載されます。
医師が知らない日常生活のことは書けません。

ですから、普段の受診で日常生活や社会生活における困難を、
きちんと医師に伝えておく必要があります。

・医師は、自ら診断していない患者の診断書は書けません。

障害年金の申請をして、申請が通ると、等級や支給額が
記載された年金証書が送られてきます。

受け取れる金額は、以下の通りです。

 

【受け取れる年金額】

 

★障害基礎年金


 

・1級…年額97万5100円
・2級…年額78万100円

 

★障害厚生年金


 

・1級…(報酬比例の年金額)×1.25
・2級…報酬比例の年金額
・3級…報酬比例の年金額もしくは最低保証額(年額58万5100円)のどちらか高い方

 

・障害手当金(一時金)…障害厚生年金3級の最低保証額の2倍(117万200円)、
もしくは障害厚生年金の額の算式より計算した額の2倍のどちらか高い方

※障害厚生年金では、お給料の金額によって、受け取れる額が変わります。

等級の認定基準を、大まかに記しておきます。

 

【障害年金の等級認定基準】


 

★1級


 

・両腕の機能が著しく障害されている状態
・両足の機能が著しく障害されている状態
・両眼の矯正視力を足したものが0.04以下の状態

など

 

★2級


 

・片腕の機能が著しく障害されている状態
・片足の機能が著しく障害されている状態
・両眼の矯正視力を足したものが0.05以上0.08以下の状態

など

 

★3級(障害厚生年金のみ)

 
・人工骨頭、人工関節を入れている

など

 

★障害手当金(障害厚生年金のみ)


 
・固定装具を必要とする脱臼、関節の動揺

など

参照:発達障害者の就労支援!障害者職業センター就職応援相談

参照:知的障害者福祉法の療育手帳制度

身体障害といっても、肢体不自由や目の障害、耳の障害、内部障害まで、
内容は多岐にわたります。

それぞれ、認定の基準が決められています。

 

自分の状態が障害年金の受給資格に合致しているか、主治医や
年金事務所などに相談してみましょう。

 

年金申請が可能であれば、主治医に診断書を書いてもらうことができます。