障害年金とは、国民年金法や厚生年金法によって定められている、
病気やケガで一定以上の障害を負った人に対して支給される公的年金です。

 

障害年金には主に、国民年金から支給される「障害基礎年金」と、
厚生年金から支給される「障害厚生年金」があります。

 

障害基礎年金を受給するか、障害厚生年金を受給するかは、
その病気やケガによって病院にかかった初診日に
加入していた年金制度によって変わってきます。


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初診日に国民年金に加入していれば障害基礎年金を、
初診日に厚生年金に加入していれば障害厚生年金を申請
・受給することができます。

ただし、20歳前に障害を負った場合、障害基礎年金の申請・受給となります。

障害年金を申請・受給するには、以下の要件があります。

 

★初診日までに、一定以上の納付率があること(20歳前を除く)

★初診日から1年6か月が経過していること
(障害の内容によっては、もっと短い場合もある)

 

いくら病気やケガによって障害を負っても、それまでに一定の
年金保険料を納付していないと、障害年金の申請はできません。

障害年金の手続きは、年金事務所で行います。

障害基礎年金の手続きの場合は、お近くの役所でも手続きが可能です。
手続きには、以下の書類が必要です。

 

【障害年金の手続きに必要なもの】

 

・年金手帳
・戸籍抄本
・年金事務所が定める様式の医師の診断書
・受診状況証明書(初診と現在の医療機関が異なる場合)
・病歴・就労状況等申立書
・受け取り口座の通帳
・印鑑
 

※人によっては、所得証明や年金加入期間確認通知書、
年金証書、障害者手帳、療育手帳などが必要になる場合があります

以上のうち、病歴・就労状況等申立書は、自分で記入する必要があります。

 

記入する内容は、日常生活能力、労働能力、発症から初診日までの経過、
治療の経過、医師からの指示内容などです。

 

それらをA3サイズの大きな紙に、具体的に、正確に書いていく必要があります。

 

医師の診断書とかけ離れすぎない程度に、状況を少し大げさに書くのがコツです。

 

申立書には、できないことのみを記入しましょう。

 

できることを記入したがために、認定されなかったという事例もあるようです。


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申立書を書くのは結構な重労働で、途中でくじけそうになってしまいますが、
この申立書を書かないと申請はできません。

周囲の協力も得て、しっかりと書き上げましょう。

 

提出する診断書にも、注意すべき点がいくつかあります。

 

【診断書の注意点】

 

・あいまいだったり、不正確なものは認められません。
嘘の内容を書けば、医師が訴えられてしまいます。

・年金事務所の所定の様式でない診断書
(病院独自の診断書など)は認められません。

 

・カルテに書かれていることのみが記入されます。
主治医の知らない日常のことは記載されません。

ですから、普段の診察できちんと日常生活のことなどを話し、
何が不便で、何に困っているかを伝えておく必要があります。

それができていないと、障害の程度を軽く判断されてしまう可能性があります。

 

・医師は、自ら診断していない患者の診断書は書けません。

 

・精神障害の場合、精神保健指定医または精神科医の
作成した診断書でないと、認められません。

 

以上の項目をクリアし、障害年金の申請ができても、
必ず年金が受給できるとは限りません。

 

書類は受理されても、審査の結果不支給となることもあります。
 

書類が受理され、審査の結果支給が決定されれば、
年金事務所から年金証書が届き、登録した口座に年金が振り込まれます。

障害を負っていても、以下のものは年金の対象外です。

 

・鼻腔機能の障害…嗅覚を失っている
・精神障害…人格障害、神経症、自律神経失調症、抑うつ状態
・神経系の障害…疼痛
・呼吸器の障害…加療による胸郭変形
・肝臓の障害…慢性肝疾患
・単なる高血圧

 

上記以外のものであれば、基本的には認定されることになっています。

参照:自閉症スペクトラム障害の年金は?

参照:知的障害者手帳の等級基準!

自分が障害年金の受給対象となるかどうかは、主治医や、年金事務所、
お近くの役所の年金担当窓口にてお問い合わせください。

 


主治医が診断書を書いてくれるのであれば、受給できる確率は高いです。

年金の受給に関しては、自分から質問しないと、誰も教えてはくれません。

積極的に年金の受給について相談しましょう。