統合失調症とは、脳や神経などの機能が障害される慢性の病気です。

ドーパミン系やセロトニン系の神経伝達物質のバランスが崩れ、
緊張やリラックスをコントロールする機能、意欲やその持続に関する機能、
情報処理や認知に関する機能にトラブルが起こると考えられています。

 

そのため、幻覚や興奮、無気力やまとまりを欠く行動などの
症状が引き起こされるといわれています。


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また、人との交流が困難になり、家庭や社会で生活をする機能が障害されます。

そのため、家庭生活や社会生活を送ることが難しくなります。
社会生活を送ることが難しくなるということは、仕事をするにあたって、
非常に困難な状態であるということです。
 


統合失調症と一口に言っても、病気の症状や程度は人それぞれです。

難治性の統合失調症から、軽度で薬によって治癒する統合失調症まで、
幅広い症状があります。

 
治療によって治癒したり、軽度の障害のみで安定し、
働けている人もたくさんいます。

しかし、障害が比較的重かったり、再発を繰り返すなどしている場合、
社会生活に支障をきたして仕事を辞めざるを得ない人もいます。

 
統合失調症の人にとって、就職して仕事をすることは、
治療の大きな目標でもあります。

では、どうすれば仕事が続くのでしょうか。

 

いくつか、対処法を書きだしてみましょう。

 

【統合失調症でも仕事を続けるには?】

 

・人とのかかわりが少ない、コミュニケーションを
あまり求められない仕事を選ぶのも一つの方法です。

 

機械相手の仕事など、向いていることが多いかもしれません。

病気の症状として、人付き合いに困難があることが多く、
人付き合いを重要視する仕事は非常にストレスとなります。

 

・マニュアルなどで指示を何度も確認しながら、
マイペースでできる仕事もよいでしょう。

 

認知機能が障害されていると、丸暗記や記憶したことを
引っ張り出してくることができなくなります。

 


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メモ書きなど、記憶を引っ張り出す手がかりがあると、
能力が発揮できることもあります。

 

また、周囲の人には、指示は短く簡潔に、
文書や図にして出してもらうようお願いしましょう。

 

・頭の中が空っぽになってしまって、何も考えられなくなってもできる、
ルーチンワークもよいかもしれません。

 

記憶障害が出ていると、頭が働かず真っ白になってしまうこともあります。

それでもできる単純な作業につくのもよいでしょう。

 

・一つ一つ指示を受けて行う仕事もよいかもしれません。

自主的に考えて動く力が、病気によって障害されているため、
その都度指示を聞いて動く作業のほうが向いているでしょう。

もしくは、指示はひとつずつ出してもらうよう、周囲に協力してもらいましょう。

 

・疲れたらすぐに休憩できる仕事に就きましょう。

 

自分のタイミングで休憩をとってもとがめられない環境が必要です。

病気のために非常に疲れやすく、すぐに眠くなったり体調を崩してしまうからです。

 

・体力がなく、長時間働けないときは短時間勤務にできないか、相談しましょう。

 

・しっかり休みが取れる仕事であることも、重要です。

休みが取れないと、緊張を解いて休む時間が取れなくなります。
その状態では、再び体調を崩してしまいます。

・薬を飲み続ける必要があるので、職場では通院や服薬に理解をしてもらいましょう。

 

・厳しいノルマや重責は、強いストレスがかかったり、プレッシャーになります。

病気の再発や、症状の悪化につながりますから、そのような仕事はできるだけ避けましょう。

参照:てんかんと仕事!どんな職業が向いている?

参照:てんかんの種類!小児や子供 

参照:アスペルガー症候群の有名人一覧表

 

【もし辞めたくなったときは】

 

就労していても、どうしても環境が自分に合わなかったり、
ストレスに耐えられなくて辞めたくなることもあると思います。

 

その時は無理をせず、まずは主治医に相談し、その状況から身を引くべきか、
周囲に理解を求め仕事を続けるべきか、判断してもらいましょう。
また、ハローワークや障害者職業センターで相談してみましょう。

就労支援を受けることができます。
 

支援を受け、職場との調整をしてもらうのも、一つの方法です。
辞めるかどうかは、自分の体調と気持ちをよく考えて決めましょう。

 

頑張れそうなら仕事を続けて、どうしても無理そうだったり、
病状が悪化する可能性が高いなら、辞めることも考えましょう。
一番してはいけないことは、「無理をすること」です。

 

自分の体と精神の健康が一番大事なのです。

健康であってこそ仕事ができることを忘れずに、困ったときは
主治医や支援機関を頼って、自分に適した社会生活を送りましょう。