最近では、発達障害の認識が広まりつつあり、
幼いうちに障害が発見されることが増えています。

それとともに、小学校に入学するにあたって、普通学級にするのか、
支援学級に入れたほうがいいのか、悩む保護者の方も多くなっています。

 


健常児であっても、小学校でうまくやっていけるのか?
勉強についていけるだろうか?と心配になるものです。


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生まれつきハンデを持っている子どもなら、なおさら心配になることでしょう。

 

発達障害の子どもは普通学級がいいのか、支援学級がいいのかという
問題ですが、「こちらがいい」と言い切れるものではありません。

障害の内容や、本人の能力によって、まったく違う選択となるからです。
まず、発達障害の内訳について、書いておきましょう。

 

発達障害と一言でいっても、障害の種類は様々です。

 

 

【発達障害に含まれる障害】

 

 
★自閉症スペクトラム障害
 
・自閉症(知的障害を伴う)
・高機能自閉症(知的障害なし)
・アスペルガー症候群(知的障害の有無にかかわらず、言語の発達に遅れがない)
・広汎性発達障害(知的障害を伴う場合がある)
・高機能広汎性発達障害(知的障害なし)
・特定不能の広汎性発達障害(知的障害を伴う場合もある)
など
 
★注意欠如・多動性障害(ADHD・ADD)
 
★学習障害(LD)
 
・書字障害
・読字障害
・計算障害
・その他の学習障害
 
★発達性協調運動障害
 
★トゥレット症候群
 

以上が、現時点で発達障害とされているものです。

これらの障害は、重複して抱えていることも多々あります。

また、知的障害を合併していることもあります。

 
知的障害を抱えていることがはっきりとわかっているのであれば、
支援学級を選ぶほうがいいでしょう。

支援学級を選んだとしても、親学級である普通学級との交流が持てる場合もあります。


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その場合、健常児と一緒に受けることができる授業は、
親学級であるクラスで受けることになります。


 
知的障害がない場合、本人と家族が、普通学級でやっていけると判断すれば、
普通学級に入るのがよいでしょう。

普通学級では少し難しいと思ったり、不安がある場合はまず支援学級に
入って学校生活に慣れ、それから普通学級にするかどうか考える方法もあります。


 
また逆に、普通学級にいったん入って、
本人が辛そうであれば支援学級に移るという方法もあります。

自閉症スペクトラム障害では、社会性の障害とコミュニケーションの障害を
抱えているので、普通学級のメンバーによって、なじめる場合もあれば、
うまくいかない場合もあります。


 
クラスの編成について、担任になる先生と相談し、普通学級で
大丈夫そうであれば普通学級を、少し難しそうであれば
支援学級を選ぶという考え方もあります。

ADHDの場合、服薬などで落ち着いて過ごせるのであれば、
学力には問題がないので普通学級でも大丈夫な場合も多いと思います。


 
ただし、行動や衝動性がコントロールできず、トラブルが多い場合は
支援学級で本人に合った指導をしてもらうほうが良いでしょう。

LDの場合、書字障害や読字障害であれば、
タブレット端末などを使った支援アプリがあります。

そういったものを上手に利用し、普通学級で十分やっていける場合もあります。


 
しかし、その場合は学校側の理解が不可欠です。

また、支援アプリでは対応できない場合などは、通級といって、
不得意な科目だけを支援学級で受けるという方法もあります。


 
発達性協調運動障害の場合、文字がマスの中にきれいに書けないなどの
症状があれば、プリントを拡大してもらうなど、対処をしてもらえるのであれば
普通学級で大丈夫でしょう。

もし問題が起これば、その時に支援学級のことを考えてもいいと思います。


 
トウレット症候群の場合は、学校や先生の理解を得ていれば、
普通学級で大丈夫なことが多いでしょう。

 
以上は、ほんの一例です。

参照:自閉傾向の特徴!2歳3歳、小学校、大人のチェック

参照:ADHDの子どもの小学校にあがる前に

参照:ADHD子どもの小学校での行動と症状

参照:アスペルガー症候群の有名人!公表した日本人は?


現在は、支援学級=障害児学級というイメージではなくなってきています。

支援の必要な子に、必要な時に支援をする場となってきています。


 
ですから、支援が必要な時だけ「通級」という形で支援学級に
行くというパターンも増えてきています。


障害を抱えていても、本人が普通学級で楽しくやっていけて、
先生やクラスメイトの理解があれば、普通学級でよいのではないでしょうか。


 
いろいろ悩む場合は、学校の特別支援コーディネーターや幼稚園
・保育園の先生に相談したり、主治医や療育の先生、
小学校の担任となる先生としっかり話し合いましょう。


 
聴覚過敏などがあり、大人数のクラスが辛いという子どもには、
少人数である支援学級のほうがいいという場合もあります。

本人が意見を言えるのであれば、子どもにもどうしたいかを聞いてみましょう。