「大人の発達障害」という認識が広まるにつれて、
発達障害者の社会生活について、注目されることが増えてきました。

テレビなどでも、社会的に成功している
発達障害者の特集が組まれることもあります。

 


しかし、実際には、成功している発達障害者というのは、
発達障害を抱えている人の中でもごく一握りの人たちで、
運よく天職に出会えた人なのです。


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おなじ発達障害者であっても、とても辛い思いをしながら働いていたり、
そもそも就職さえできない人が大半だといわれています。

 

まず、発達障害の内訳について、少し説明しましょう。

発達障害と一言でいっても、障害の種類は様々です。

 

【発達障害に含まれる障害】

 
★自閉症スペクトラム障害
 
・自閉症(知的障害を伴う)
・高機能自閉症(知的障害なし)
・アスペルガー症候群(知的障害の有無にかかわらず、言語の発達に遅れがない)
・広汎性発達障害(知的障害を伴う場合がある)
・高機能広汎性発達障害(知的障害なし)
・特定不能の広汎性発達障害(知的障害を伴う場合もある)
など
 
★注意欠如・多動性障害(ADHD・ADD)
 
★学習障害(LD)
 
・書字障害
・読字障害
・計算障害
・その他の学習障害
 
★発達性協調運動障害
 
★トゥレット症候群


 
以上が、現時点で発達障害とされているものです。

これらの障害は、重複して抱えていることも多々あります。

また、知的障害を合併していることもあります。


 
さて、発達障害者が仕事で成功するにはどうすればよいか、
というテーマですが、まずは「成功」とは何を指すのかを考えてみましょう。
 

皆さんの考える「成功」とは何でしょうか?

 
・大金持ちになること
・会社で高い地位につくこと
・社会の大勢の人から認められること
・仕事で賞をもらうこと
・研究が世界の人を救うこと
・人望を集めること
・人気者になること
・世間のたくさんの人の注目を集めること

 
など、挙げだしたらきりがありません。
つまり、人によって「成功」の定義が違うということです。


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「仕事で成功する」ことをどうとらえるかによって、
成功する方法というのは変わってきます。

大金持ちになったり、会社で高い地位についたり、
社会の大勢から認められたり…。

 

そういった「成功」の方法については、
『誰でもうまくいくような方法はありません』というのが答えでしょう。


健常者であっても、そういう状況に身を置ける人というのは、
ごく限られた人だけなのです。

 

では、発達障害者が仕事で成功するということを、
もう少し身近な範囲で考えてみましょう。

冒頭で、働ける状態でない発達障害者も多いという話をしました。

それを前提に考えると、発達障害者が仕事で成功するというのは、
「能力を発揮し、健常者と同じように賃金を得て働けること」ではないでしょうか?
 

筆者も、主治医からは社会復帰はあきらめろといわれている身です。

そういった立場から見れば、賃金を得て「普通に」
働けること自体が、すでに「成功」だと思うのです。

 

では、発達障害者が社会で働けるようになるには、
どういった条件が必要なのでしょうか。

参照:発達障害の2歳3歳4歳の診断!病院の検査は?

参照:ADHD注意欠陥多動性障害の大人の特徴!

参照:アスペルガー症候群の有名人!公表した日本人は?

 

【発達障害者が社会でうまくやっていける条件】

 

 

★自分の特性に気づき、それを受け入れ、理解できていること
★最低限の社会性を、演技であれ身につけていること
★自分の能力を生かせる職についていること
★自分の興味や向き不向きを理解していること
★自分のペースを崩さず、行動をコントロールできること
★ストレスを発散するすべを持っていること
★自ら周囲に助けや理解を求める力があること

 

これらが、発達障害者が社会にうまく適応し、
仕事を続けていくコツであると思います。

しかし、自分に向いている仕事を知ったり、特性を理解し仕事に
生かしたりするのは、簡単なことではありません。

 

行きづまったときは、障害者職業センターや、
民間の社会生活支援団体を頼ってみましょう。

適性検査や、社会適応するための支援をしてくれます。

 
「大人の発達障害」が知られてきたとはいえ、
まだまだ世間の理解は進んでいないのが現状です。

 

自分が活躍するための道は、自分で切り拓いていくしかないのです。

 
また、一般的なイメージの「成功」にこだわるのではなく、
自分にとっての「成功」とはなにか?
を考えることも大事なのではないでしょうか。