最近、「発達障害」という言葉をよく耳にするようになりました。

発達障害の情報が広まるにつれ、
幼いうちに障害を抱えていることがわかることが増えてきています。

 

一口に発達障害といっても、様々な種類があります。

 

【発達障害の内訳】

 
★自閉症スペクトラム障害
 
・自閉症(知的障害を伴う自閉症・カナータイプの自閉症)
・高機能自閉症
・アスペルガー症候群
・広汎性発達障害
・高機能広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害


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★ADHD(注意欠如・多動性障害)
 
・多動性障害
・不注意優勢型(ADD)
・混合型
 
★LD(学習障害)
 
・読字障害
・書字障害
・計算障害
・その他の学習障害
 
★発達性協調運動障害
 
★トゥレット症候群
 
※これらの障害は、重複して抱えていることも多々あります。

 

では、4歳~7歳ころに見られる発達障害の特徴とは、どのようなものでしょうか。
それぞれ、障害別に見ていきたいと思います。

 

 

【自閉症スペクトラム障害の特徴】

 
社会性の障害・コミュニケーションの障害・
イマジネーションの障害の3つ組の特性を持っています。

 
★社会性の障害…人といるときに、どのようにふるまうかという能力の障害
 
・視線が合わない、どこか遠くを見ているように感じる
・そばに人がいても、まるで人が存在しないかのようにふるまう
・他人に興味がない
・他人に興味があっても、かかわり方が不適切でトラブルを起こしやすい
・他の子と一緒に遊ばない、一人遊びが多い
・極端にマイペース、集団行動が苦手
など
 
★コミュニケーションの障害…自分の気持ちを伝えたり、他人の気持ちを理解する能力の障害
 
・言葉が出ない、言葉が遅い
・話せてもイントネーションがおかしかったり、言葉の使い方が変
・コミュニケーションがとりにくい
・上手に話せていても、話しているほどに理解していない
・やたら格式ばった、大人のような話し方をする
・相手の反応はお構いなしに、一方的に話し続ける
・ジェスチャーやアイコンタクトが少ない、理解しにくい
 
・表情が乏しい
・空気が読めない
・冗談や皮肉が通じない
・自分の気持ちをうまく表現できず、かんしゃくを起こす
など
★イマジネーションの障害…繰り返しやこだわりにかかわる
・手をひらひらしたり、くるくる回ったり、つま先立ちで歩いたり、
ピョンピョン飛び跳ねたり、体をゆすったりなど常同運動がある
・光るものや回るものをじっと見つめる
・一つのことに熱中し、ずっと同じことを繰り返す
・特定のものに執着する、こだわりが極端に強い
・いつも同じであることにこだわる、状況が変わるとパニックになる
など

 

【ADHDの特徴】

 
・活動に集中できず、不注意が目立つ。遊びや勉強に集中できない。最後までやり遂げられない
・話しかけても聞いていないように見える
・反抗するわけではないのに、指示に従えない
・課題など、順序立てて取り組むことが苦手
・同じことを繰り返す単純作業に耐えられない


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・プリントやノート、鉛筆、おもちゃなど、必要なものをすぐになくす
・ちょっとした刺激ですぐに注意がそれる
・そわそわと落ち着かず、椅子に座っていられなかったり、走り回ってしまう
・エンジンで動かされているかのように、ちっともじっとしていない
・しゃべりすぎる
・質問が終わるまで待てず、だしぬけに答えてしまう
・待つことができず、他人の活動を邪魔してしまう
など

 

【LDの特徴】

 
学習が始まってはじめて発見されることが多いです。
・読字障害…極端に文字が読めない、文字を飛ばして読んでしまう、
つっかえながら文章を読み上げる、など
・書字障害…文字が書けない、漢字のへんとつくりが逆になってしまう、鏡文字を書く、など
・計算障害…計算ができない、数の大小や順番が理解できない、など
・その他の学習障害…位置や日付、時間が理解できない、昨日・明日・
明後日の概念が理解しにくい、話すことが苦手、など

 

【発達性協調運動障害】

 
・極端に不器用
・文字が汚い、マスから文字がはみ出してしまう
・ハサミが使えない
・体全体を使う運動ができない、縄跳びやボール投げができない
・ひもが結べない
・動きがぎこちない
・片足飛びやスキップができない
など

 

【トゥレット症候群】

 
運動チック、音声チックの両方があり、長く症状が続くものをいいます。

平均6~8歳で発症し、男児に多いです。現在は発達障害の一種としてとらえられています。

 

・単純チック…頻回のまばたきや首を振る、白目をむく、顔をしかめる、
においをかぐ、ジャンプする、たたく、物に触るなど

 

・音声チック…咳払い、鼻鳴らし、奇声を発する、汚言など
これらの行動は、意思とは無関係に起こります。ストレスで悪化するといわれています。

以上、ざっと特徴を挙げました。これらはあくまで一例です。

 

これらに当てはまるからといって、必ずしも障害であるとは限りません。
しかし、生活するうえで困難がある場合、保健所の発達相談や児童相談所、
発達障害者支援センター、小児科などに相談しましょう。必要であれば、
専門家につないでもらえます。

 

発達障害を抱えている場合、早期に発見し対処し、
本人の生き辛さを軽減することが大事です。