最近、「発達障害」という言葉をよく耳にするようになりました。

発達障害のことが少しずつ世間に知られるようになり、
「うちの子は発達障害ではないか?」
と心配になる保護者の方もいらっしゃることでしょう。

 

発達障害と一口にいっても、様々なタイプが存在します。

 

【発達障害の内訳】

 
★自閉症スペクトラム障害
 
・自閉症(知的障害を伴う自閉症・カナータイプの自閉症)
・高機能自閉症
・アスペルガー症候群
・広汎性発達障害
・高機能広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害


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★ADHD(注意欠如・多動性障害)
 
・多動性障害
・不注意優勢型(ADD)
・混合型
 
★LD(学習障害)
 
・読字障害
・書字障害
・計算障害
・その他の学習障害
 
★発達性協調運動障害
 
★トゥレット症候群
 
※これらの障害は、いくつか重複して抱えていることも多々あります。

 
さて、では2歳~4歳くらいの、発達障害を抱える子どもは、
どのような特徴を持っているのでしょうか。障害別に、見ていきましょう。

 

【自閉症スペクトラム障害】

 
社会性の障害、コミュニケーションの障害、想像力の障害の3つ組の特性を持っています。
 
★社会性の障害
 
・視線が合わない、合いにくい、どこか遠くを見ているようだ
・名前を呼んでも振り向かない
・そばに人がいても、まるで誰もいないかのようにふるまう
・人を物のように扱う
・他の子に興味がない

 
・極端にマイペースで、人に干渉されることを嫌がる
・親の顔色を窺ったり、様子を窺うそぶりがない、親を必要としていないように見える
・微笑みかけに反応しない
・集団行動が苦手
など

 
★コミュニケーションの障害
 
・言葉が出ない、遅い
・言葉は話せても、話しているほど理解していない
・イントネーションがおかしかったり、言葉の使い方が変
・オウム返しが多い、宇宙語が多い

 
・やたら格式ばっていたり、変に大人びた話し方をする
・アイコンタクトが少ない、理解しにくい
・ジェスチャーが少ない
・表情が乏しい
・自分の気持ちがうまく表現できず、すぐにかんしゃくを起こす
など


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★想像力の障害
 
・手をひらひらしたり、くるくる回ったり、つま先立ちで歩いたり、
ピョンピョン飛び跳ねたり、体をゆするなどの常同運動がある
・光るもの、回るものを見つめ続ける
・一つのことに熱中し、飽きもせずずっと同じことを繰り返す

 
・特定のものに執着する、こだわりが極端に強い
・いつも同じであることにこだわり、少しでも変化があるとパニックを起こす
・ごっこ遊びが苦手
・行動がパターン化されている
など

 

【ADHD】

 
・集中力がなく、遊びなどに集中できない
・飽きっぽい、次々と興味の対象が移り変わる
・まるでエンジンで動かされているかのように、常に動き回っていて、じっとしていない
・手を放すとすぐにどこかへ走り去ってしまう
・話しかけても聞いていないように見える

 
・ちょっとした刺激で、すぐに気がそれてしまう
・おもちゃなど、必要なものをすぐになくす
・順番が待てない
・自分の衝動が抑えられず、ほかの子の活動の邪魔をしてしまう
・同じ作業の繰り返し、単純な作業に耐えられない
など

 

【LD】

 
本格的に勉強を始めてから発覚します。2~4歳ころにおける特徴というのは、あま
りないでしょう。

 

【発達性協調運動障害】

 
・ボタンがかけられる年齢になっても、自分でボタンがとめられない
・よく転ぶ、転んでも手で支えることができず、顔から突っ込む
・スキップなど、全身を使う運動が苦手
・幼児向けテレビ番組のダンスのまねができない
・スプーンやフォーク、お箸が上手に使えない
など

参照:アスペルガー症候群!赤ちゃん幼児の特徴!

参照:アスペルガー症候群!男性の特徴

参照:アスペルガー症候群の有名人!公表した日本人は?

 

【トゥレット症候群】

 
平均6歳~8歳頃に発症します。運動チックと音声チックの両方があり、
長く症状が続くものを言います。


・単純チック…頻回のまばたき、首を激しく振る、白目をむく、
顔をしかめる、においをかぐ、ジャンプする、たたく、
触るなどの行動を無意識にしてしまいます。体が勝手に動いてしまうのです。
 

・音声チック…咳払い、鼻鳴らし、奇声を発する、汚言などの症状があります。
こちらも体が勝手に音を出してしまいます。
以上は、あくまで一例です。


2~4歳では、まだ幼く、これらの症状があるからといって、
すぐに発達障害であるとは言えません。


 
これらの特徴は、健常の子どもであっても、発達の過程で現れることがあります。


この年齢の子どもたちは、発達に個人差がありますから、
心配しすぎることはありません。


 
しかし、あまりにも遅れが目立ったり、生活に支障をきたすレベルであれば、
一度保健所や児童相談所などで発達相談を受けましょう。

そこで発達障害の可能性があると判断されれば、専門家につないでもらえます。
 

発達障害の子どもは、育て方に工夫が必要です。

適切な対応ができるよう、保護者も専門家の指導を仰ぐことが必要です。