発達障害とは、発達に遅れが生じる症状の総称です。

広い意味での「発達障害」は、身体能力の発達の遅れ
(身体障害)や知能の発達の遅れ(知的障害)を含みますが、
一般的に使用される狭義の「発達障害」は以下のものを指します。

 

 

【発達障害の内訳】

 
 
★自閉症スペクトラム障害
 
・自閉症(知的障害を伴う自閉症・カナータイプの自閉症)
・高機能自閉症
・アスペルガー症候群
・広汎性発達障害
・高機能広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害


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★ADHD(注意欠如・多動性障害)
 
・多動性障害
・不注意優勢型(ADD)
・混合型

 
★LD(学習障害)
 
・読字障害
・書字障害
・計算障害
・その他の学習障害
 
★発達性協調運動障害
 
★トゥレット症候群
 
※これらの障害は、重複して抱えていることも多々あります。
1歳~3歳頃に現れる、各障害の特徴は以下の通りです。


 

【自閉症スペクトラム障害の特徴】

 

 

自閉症スペクトラム障害には、「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」
「イマジネーションの障害」の3つ組の特性があります。

 
① 社会性の障害…ほかの人といるときどう振る舞うかという能力の障害
 

・おとなしすぎる、あるいは手がかかりすぎる
・かまってほしいというそぶりがない
・親の顔色や様子を窺うそぶりがない
・親を認識していない、親を必要としていないように見える
・親を目で追わない
・人と目が合いにくい、目が合わない、どこか遠くを見ているような感じがする
・微笑みかけに反応しない
・他の子に興味がない

 
など
 
② コミュニケーションの障害…自分の気持ちを伝えたり、
相手の言いたいことを理解する能力の障害

 

・話しかけても反応がなかったり、コミュニケーションが取れない感じがする。
・なかなか言葉を話さない
・言葉は出ているが、何を言っているのかわからない
・一人でぶつぶつ言っている
 
・上手に話せる場合、やたら格式ばった話し方をしたり、大人びた話し方をする
・ずっとしゃべっている、相手に口を挟ませない
・自分の気持ちがうまく表現できず、かんしゃくを起こす
・話しているほど理解していない
・話し方、イントネーションが変
・ボディランゲージやアイコンタクトが少ない

 
など


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③ イマジネーションの障害…こだわりなどにかかわる
 
・くるくる回るもの、光るものなどをずっと見つめている
・手をひらひらしたり、その場でくるくる回ったり、つま先立ちで歩く
・こだわりが極端に強い
・同じことを何度も飽きずに繰り返す
・いつもと違うことがあるとパニックを起こす
・パターン化された行動を好む
など

 

【ADHDの特徴】

 
・集中力がない、飽きっぽい
・エンジンで動かされているかのように絶えず動き回っている、片時もじっとしていない
・目を離すとすぐにどこかに走り去ってしまう
・遊びに集中しない、次々に興味の対象が移り変わる
・話しかけても聞いていない
 
・ちょっとした刺激に敏感に反応し、気がそれる
・おもちゃなど、必要なものをすぐになくす
・しゃべりすぎる
・質問が終わるまで待てない
・順番が待てない
・他人の活動を邪魔してしまう
など

 

【LDの特徴】

 
LDが発覚するのは、学習が始まってからです。

1~3歳では、まだ学習と言えるほどの活動を行わないことが多いので、
これといった特徴が見つかることはほとんどありません。

 

【発達性協調運動障害の特徴】

 

・極端に不器用
・ボタンがかけられる年齢になっても、なかなかうまくボタンがかけられない
・体の動かし方がぎこちない
・よく転ぶ
・転んでも手で支えることができず、顔から突っ込む
・スプーンやフォーク、お絵かきの道具を使うのが下手
など

参照:アスペルガー症候群!赤ちゃん幼児の特徴!

参照:アスペルガー症候群!男性の特徴

 

【トゥレット症候群(チック)の特徴】

 
トゥレット症候群は、平均6~8歳頃に発症するといわれています。

1~3歳での発症は珍しいと思われます。

 

まばたきが頻繁にあったり、素早く首を振るなどの単純チック、
咳払い、鼻鳴らし、奇声を発するなどの音声チックがあります。

それらの行動は、意思とは無関係に起こります。

 

上記の特徴は、あくまで一例です。

また、1~3歳の頃の子どもであれば、
健常児であっても見られる行動もたくさん含まれています。
 

例えば、2歳くらいまでの男の子はみんなADHDだともいわれていますから、
これらの特徴に当てはまるからと言って、過度に心配することはありません。


また、どのタイプの発達障害であれ、だいたい3歳くらいにならないと
確定診断ができないともいわれています。

 

重度の知的障害を伴っていたり、重度の自閉症であれば、
1歳半くらいで診断がつくこともあるようですが、
早期の診断はまだまだ難しいのが現状です。
 

子どもの発達の個人差は大きいので、必要以上の心配をすることはありませんが、
あまりにも違和感があるなど心配なことがあれば、地域の保健所の発達相談や、
児童相談所、小児科に相談してみましょう。

必要であれば、専門家につないでもらうことができます。