最近、「アスペルガー症候群」という言葉をよく耳にするようになりました。

テレビ番組などでも取り上げられ、インターネットで
調べてみたという方もいらっしゃることでしょう。
インターネットで「アスペルガー症候群」と検索すると、
無料診断がたくさん見つかることと思います。


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興味半分で診断テストを受けてみたり、自分がアスペルガー症候群なのでは
ないかと不安になって、診断テストをしてみたりする方もいることでしょう。
そもそも、アスペルガー症候群とは何かというと、生まれつきの脳機能の
障害で、自閉症の一種です。障害ですから、その特性は、
軽快することはあっても、一生治ることはありません。

少し前までは、アスペルガー症候群は診断名として、
アメリカ精神医学会の定める診断基準DSM-Ⅳに記載されていました。
しかし、最新版のDSM-5では、アスペルガー症候群の診断名は削除され、
「自閉症スペクトラム障害」として統一されました。
自閉症スペクトラム障害には、
今まで以下のように呼ばれていた障害が含まれます。
★自閉症(古典的自閉症、カナータイプの自閉症)
★高機能自閉症
★アスペルガー症候群
★広汎性発達障害
★高機能広汎性発達障害
★特定不能の広汎性発達障害
アスペルガー症候群も、自閉症スペクトラム障害のひとつですから、
その特性は自閉症スペクトラム障害と同じで、「3つ組」の特性を持ち合わせています。

 

【アスペルガー症候群を含む自閉症スペクトラム障害の特性】

① 社会性の障害…他人とのかかわり方における障害
② コミュニケーションの障害…自分の思いを伝えたり、相手の思いをくみ取る能力の障害
③ イマジネーションの障害…変化が苦手、こだわりが強いといった特徴
この3つの障害を抱えていてはじめて、自閉症スペクトラム障害と診断されます。


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中でも、アスペルガー症候群に該当する場合、言葉の発達の遅れはなく、
流ちょうに話せるため、一見コミュニケーションの障害はないように見えます。
しかし、よくよく観察すると、説明がまわりくどかったり、細かいことを
一生懸命伝えようとしていたり、話しているほどに理解していなかったり、
話が一方的だったりと、コミュニケーションに異常があります。
アスペルガー症候群の診断テストですが、インターネットで
「アスペルガー 診断チェック」などと検索をすると、たくさん出てきます。

本来は「自閉症スペクトラム指数(AQ)」ですが、「アスペルガー症候群チェック」
などと書かれていることが多いです。

 

全50問、5分ほどで答えることができ、簡単にチェックすることができますが、
このテストはあくまで自閉症のスクリーニングテストであるため、
このテストだけで診断できるものではありません。
テストには、50点満点のものと、100点満点のものがあります。

100点のもののほうが、より正確なようです。

閾値は、50点満点のもので33点、100点満点のもので66点となっています。
33点あるいは66点を超えると、
自閉症スペクトラム障害の可能性が高くなる、ということです。

ちなみに、社会人の平均点は、50点満点のもので18.5点、
100点満点のもので37点です。
大学生などでは数値が少し高めに出るとされています。
このテストでは、以下の値がわかります。

参照:島崎遥香は発達障害?

参照:アスペルガー症候群を告白した有名人

 

【自閉症スペクトラム指数チェックでわかる値】

・社会的スキル
・注意の切り替え
・細部への注意
・想像力
・コミュニケーション
いずれも、数値が高いほど自閉傾向にあるということです。
ちなみに、筆者も今までに何度もこのテストでチェックをしたことがあります。

結果は、50点満点のもので44点、100点満点のもので81点でした。

自閉症の傾向が強いということです。実際に、
「重度ではないが、典型的な自閉症スペクトラム障害」
との診断を受けていますから、妥当なところでしょう。
テストを受けてみて、33点を超えたからといって、必ずしも
アスペルガー症候群だというわけではありません。

閾値を超えていても、アスペルガー症候群とは診断されない人もいますし、
逆に閾値よりも低くてもアスペルガー症候群と診断される場合もあります。
これはあくまでスクリーニングテストであり、
実際の診断は行動観察や成育歴の聴取によって行われます。

もし、自閉傾向が強いという結果が出て、実際に生き辛さを
感じているのであれば、一度専門家に相談しましょう。