自閉症スペクトラム障害とは、自閉症・高機能自閉症・
アスペルガー症候群・広汎性発達障害・高機能広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害などをひとくくりにした呼び方です。

 

今までは、これらの障害は、それぞれ知能や自閉度によって区別されていました。


スポンサードリンク




しかし、その区別はあいまいで、自閉度は健常者までつながる
虹のような連続体(スペクトラム)としてとらえるべきではないかとの意見から、
「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれるようになりました。

 


自閉症スペクトラム障害は、生まれつきの脳機能の障害であり、
後天的に起こるものではありません。

簡単に言うと、多数派さんとは脳の働きが違うため、コミュニケーションや
社会性、想像力などにハンデを抱えている状態です。

 

自閉症スペクトラム障害には、「3つ組」と呼ばれる特性があります。

 

【自閉症スペクトラム障害の3つ組の特性】

 

★社会性の障害

 
・視線が合わない、合いにくい、無理に視線を合わせようとすると目をそらす

・名前を呼んでも振り向かない

・そばに人がいても、まるで誰もいないかのようにふるまう

・他人に興味がない、興味があってもかかわり方がおかしい

・他の子と一緒に遊ばない

・大人が遊んであげようとすると嫌がる

・異様にマイペース、自分のペースを崩されると怒る

・一人でも平気で、母親を求めない

・上下関係がわからない

 

★コミュニケーションの障害

 
・言葉が出ない、遅い、言語化が苦手

・話せてもイントネーションがおかしかったり、言葉の使い方が変

・オウム返しやジャーゴン(宇宙語)がある

・話しているほど理解できていない

・ジェスチャーやアイコンタクトが少ない、理解しにくい

・表情が乏しい

・指さししない

・クレーン現象がある

・空気が読めない

・冗談や皮肉がわからない

 

★想像力の障害

 
・手を目の前にかざしたり、ひらひらしたり、鳥が羽ばたくように
パタパタと振ったり、その場でくるくる回ったり、ピョンピョン飛び跳ねたりする。

つま先立ちで歩いたり、体をゆすったりという常同運動がある。

・光るもの、回るものを見つめ続けたり、一つのことに熱中してずっと
同じことを繰り返したりといった、興味の偏りがある

・特定のものに執着したり、いつも同じであることにこだわったりする。


スポンサードリンク




状況や環境が変わるとパニックを起こしたり、癇癪を起したりする。
以上のような困難を抱えているのが自閉症スペクトラム障害です。

 

自閉症スペクトラム支援士とは、そういった困難を抱える自閉症スペクトラム障害の
人を専門的に支援するスペシャリストです。

自閉症スペクトラム支援士の資格は、自閉症スペクトラム障害に関する実践的経験や
研究を積まなければ取れない資格で、費用も掛かります。

 

資格としては信頼できるものでしょう。

以下に、自閉症スペクトラム支援士の資格要件や、種類をまとめます。

 

【自閉症スペクトラム支援士の資格要件】

 
日本自閉症スペクトラム学会の会員であることが前提。
そのうえで、以下の要件を一つ満たしていること。

 

・幼稚園や小学校、中学校、高校、大学、専修学校などの先生である

・公の児童相談機関の職員である

・保健所や児童福祉施設の職員である

・日本自閉症スペクトラム学会が指定している、民間の自閉症支援機関の職員である

・自閉症に関連する仕事についている医師や看護師、理学療法士、言語聴覚士などの職種の人

・学校で心理に携わる人や臨床心理士、臨床発達心理士など、自閉症に関する資格を持っている人

・大学や大学院の学生で、自閉症スペクトラム支援士(EXPERT)の指導を受け、
自閉症の臨床、研究に従事している人

・その他、日本自閉症スペクトラム学会が認めた人

 

【自閉症スペクトラム支援士の種類】

 

★自閉症スペクトラム支援士(STANDARD)

 
自閉症の理解や支援における、基本的な知識を備えていて、
自閉症児者への支援を一定期間経験している人で、講座受講後に試験に通った人。

★自閉症スペクトラム支援士(ADVANCED)

自閉症に携わった豊富な経験を生かし、学校や職場で
自閉症者への支援のリーダーとして活躍できる人
 

★自閉症スペクトラム支援士(EXPERT)

 
研修会などで講師をつとめたり、学校や職場でコーディネーターとして活躍できる人。
自閉症者にかかわる人の指導にあたることができる人。

参照:てんかん薬テグレトール

参照:小児てんかん治療ガイドライン

島崎遥香はアスペルガー?

 

【資格の更新の要件】

 
講座に参加したり、研究会に参加したりして、決められたポイントを獲得すること
 
【費用】
 
・申請費用…1万円
・登録料…3万円
・資格更新、種別変更の申請…5000円
・資格更新、種別変更の登録…5000円

 
以上が、自閉症スペクトラム支援士の資格に関する大まかな情報です。

一般の人が簡単に取れる資格ではありませんが、自閉症に携わる職業に
ついていて、勉強する意欲があればとることは可能です。

 

これから先、自閉症者への支援に携わる人には、必要な資格になるかもしれません。