てんかんとは、様々な原因によって失神やけいれん、
手足のぴくつきといった症状が出る、慢性の脳の病気です。

脳内では、神経回路を通して、微量の電気信号がやり取りされています。

 

その電気信号によって、人間の体はコントロールされているのです。

しかし、その電気信号が異常になることがあります。


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そうすると人間の体はコントロールを失い、
失神やけいれんなどの症状が現れます。

 

その発作を繰り返すのがてんかんです。

てんかんの治療には、主に薬が使われます。

てんかんの治療に使われる薬のことを、抗てんかん薬といい、
抗てんかん薬には、主に脳の興奮を抑えるタイプと、
脳の興奮の広がりを抑えるタイプの2種類があります。

 

最近では、それらとは違った働きをする薬も開発されています。

テグレトールは、一般名を「カルバマゼピン」といい、
脳の興奮を抑えるタイプの薬です。

 

部分発作の薬として使用されることが多いです。

以下に、テグレトールの効果や注意すべきこと、副作用についてまとめます。

 

【テグレトール】

 

★効果

 
脳の神経の興奮を鎮め、てんかん発作を予防する働きがあります。

運動症状や感覚異常、自律神経失調、精神の変調、無反応などの
部分発作に効果が高いです。

 

強直間代発作(大発作)に適用されることもあります。

欠神発作やミオクロニー発作(手足のぴくつき)、
脱力発作には効果がみられません。
 

★服用にあたって注意が必要な人

 
血液の障害が重度の人、重度の房室ブロックや徐脈がある人
 

★注意するべき飲み合わせ・食べ合わせ

 
テグレトールは、いろいろな薬と相互作用を起こしやすい性質があります。

抗真菌剤のボリコナゾール、肺高血圧症の薬であるタダラフィル、
エイズの薬であるリルピビリンとの併用は禁止です。

 

グレープフルーツとの食べ合わせでは、薬の作用が乱高下します。


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セイヨウオトギソウ(セント・ジョーズ・ワート)を含む健康食品は、
薬の作用を弱めます。飲酒は副作用を強くします。
 

★副作用

 
副作用として多く報告されているのは、眠気、めまい、倦怠感、頭痛、
吐き気、口の渇きなどです。ほかに、ふらつきや立ちくらみ、幻覚、
脱力感、体の震え、運動失調、食欲不振、じんましん、物が二重に見える、
目がかすむといった副作用もあります。

 

何かおかしい、副作用ではないか?
と思ったら、薬を処方した医師に相談しましょう。
 

★重い副作用

 
めったにありませんが、万が一、次のような症状が出た場合、
重度の副作用の可能性があるのですぐに薬を処方した医師に相談しましょう。

 

発熱、のどが痛い、口内炎ができた、鼻血や歯茎からの出血など
出血傾向にある、水ぶくれや皮がむけるなどの皮膚の異常、
目の充血、筋肉や関節が痛い、リンパ節が腫れている、

皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)、尿の色が茶褐色、血尿が出る、
尿が少ないあるいは出ない、息切れする、息苦しい、から咳が出る、


 
手足が痛む、手足にしびれやむくみがある、急に視力が落ちた、
視野が欠けた、体の片側がマヒしている、ろれつが回らない、

意識が薄れる、アナフィラキシーショックの症状がある、
けいれんを起こす、気を失う、急激に体温が上昇する

 
テグレトールを服用する際、グレープフルーツとの食べ合わせについて
必ず注意するように言われます。

 

参照:てんかん原因は睡眠不足、ストレス、疲労?

参照:赤ちゃんのてんかん症状!1歳2歳3歳

グレープフルーツには、「天然フラボノイド」と呼ばれる成分が含まれており、
その成分が肝臓や消化管粘膜にある薬を代謝する酵素の力を抑えるため、
薬の吸収速度が速まり、血中濃度が激しく上下します。


 
そのため、薬を飲む直前にグレープフルーツや、グレープフルーツを使用した
ジュースなどを摂取することを控える必要があります。

グレープフルーツ以外にも、晩白柚、土佐ぶんたん、平戸ぶんたん、
スウィーティー、だいだい、夏みかん、ぽんかん、伊予かん、金柑、
はっさくも避けるべきです。

 

バレンシアオレンジやレモン、かぼす、温州ミカン、
マンダリンオレンジは摂取しても大丈夫です。

 
以上、怖い副作用も挙げましたが、医師の指示通りに、
用法・容量をきちんと守って服用していれば、問題はありません。

もし少しでも違和感があれば、必ず薬を処方した医師に相談しましょう。